観光文化編 エッセイ3「それでいいのか?! ニッポンニャン子! その2」
2020年 06月 02日
さあ!今日からクラスの開始!
数日前からスタジオの掃除をこまめにして
すでに買ってあった消毒液4本だけじゃ
この先直ぐに足りなくなる気がして
さらに消毒液をガッツリ追加注文。
スタジオ出入口の扉と更衣室に消毒液を置き
ドアノブのあるところに全てに除菌ティッシュ。
トイレに「蓋を閉めてから流してください」
と注意書きを貼り付け、、、
やってもやっても足りない気がしてくる。
各クラスを4~5人に調整して、
その分クラスを増やし、生徒には
レッスン中はマスク着用をお願いして、
息が詰まらないようなソフトな内容を考える。
今まで普通にやっていた仕事が
全く違う形で始まるんだなぁと痛感。
こちらは準備万端でも、生徒側は、
仕事や子供の都合で、今の段階では
以前と同じようにクラスに来れないなど様々。
2~3か月くらいかけて
やっと元通りになったとしても
また秋冬に向けて第2波が来るのだろうか。
自然を壊し続けている人間。
社会を壊していく政治。
負の連鎖は一度始まると止まらない。
この先、本当にどうなっていくんだろう。
6月2日
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「それでいいのか?! ニッポンニャン子! その2」
先日、生徒たちとお茶をしていたら、二人組のちょっと
若い男たちが誘ってきた。もちろん私を見てすぐに
諦めたけど。(ババァだからよ!)
その5分後、たまたま近くを通りかかった私の生徒Wが
その男たちにナンパされて、即、彼らについて行ったのを
私は遠目で目撃した。数日後、その生徒Wに会ったとき、
「この前ナンパされてたのを見たよ~」と言いたかった
けどグッと我慢してその生徒Wから、「スペイン男と
ラブラブになりそうなんです」と聞かされ、呆れ果てた。
ナンパ男二人!から生徒Wに「君を愛しているんだ!
だから結婚してくれ!」という攻撃が始まったようで、
次の日も「君はボクのものだ!」とやらを2人から言われ
生徒Wの部屋に入ろうとかなり必死になったとのこと。
い・ち・お・う、部屋への侵入は断ったそうだけど、
生徒Wもそんな状況でもハートが舞い上がっているのが
わかる。「せめて君の爪だけでもボクのものにしたい」
とも言われたと生徒Wは嬉しそうに目を♡にして話す。
(じゃぁツメを切って渡したら?と言いたいのもグッと
こらえ)「へ~、モテていいじゃない」としか言えない。
それから数日後に、生徒Wがとあるバルで、別人のように
メチャクチャ暗い表情で、まばたきもせず一点を見つめて
いる姿を目撃。(狭い土地だから直ぐ誰にでも会う)
その瞬間、”あ、あの男たちにやられて、即捨てられたな”
とすぐにわかった。エイズになったらどーすんのよ。
フ・ラ・メ・ン・コを勉強しに来てるんでしょーが!
実は、こんな話は珍しいことじゃない。
以前、中心地のバルでお茶をしていたら、ウェイター
が突然私に「この日本人を知っているか?」って、
写真を見せながら聞いてきたことがある。(その写真
にはもちろん私の知っている留学生の顔が!)
彼曰く、”彼女にベタ惚れ” だそうで、今までの人生で
こんなに女性を愛したことがない、とかなんとか一人
勝手にしゃべりまくる。”そりゃ、よござんしたねぇ”
と聞き流していたら、そのウェイターが腕をまくり上げて
「見て!この傷」ときた。見たら、真紫のすごい
打ち身あざ。「ふざけあってたら彼女に突き飛ばされて
タンスに思いきりぶつかっちゃったんだ。それで肩を
脱臼したんだけど、今ここまで傷が治っているんだ」
と、あざを見せながらノロケ始める。
うへ~、肩を脱臼させるまで突き飛ばすこと自体、
理解に苦しむ!もう結婚でも何でもしてくださいと
それ以上聞きたくもなかったから逃げるようにして
バルから出てきたんだけど、そこはやっぱり狭い町
だから、、。その数か月後、直ぐに情報が入ってきた。
その日本人の女の子はどうやら彼以外に少なくとも
3~5人の男たちと関係していて、そのことがその中の
一人にバレたらしい。二人で大喧嘩し、大乱闘となり
近所の人が警察を呼ぶ騒ぎにまで発展。結局のところ、
その子はほぼ強制送還される形になったとか。
これはもうどうしようもないパターンだけど、
それに準じた話はゴロゴロころがっている。
これを読んで「そんなメチャメチャなことって
あるんだ」なんて思ってるそこのアナタ。
そう、アナタよ、アナタ。実はこの話、アナタだって
人ごとじゃなくなる可能性は大なのです。
「ハンサムな外人男が寄ってきたら?、、、確かに
理性失うかも」って!? あらら、素直でヨロシイ。
では、よろめきそうなアナタへ、海外で色男に
ひっかからない心得を伝授しましょう。
一つ。海外でも知らない男に飲みに誘われ、それに
アナタがついて行ったら、「私はあなたとHして
いいわヨ」とH承諾のサインを送っているのと同じ
ことと理解するべし。日本人は嫌なことをハッキリ
「NO」と言えないから余計に問題が出てきます。
知らない外人男に誘われて「せっかく誘ってくれて
いるのにイヤって言ったら悪いんじゃないかしら?」
なんて、日本独特の考えで思ったら絶対にダメ。
こんな考え(良く言えば、“思いやり”)は、日本人
しかしません。で、ナンパされて、もしついて行って
飲みに行っちゃったとしても、(行かないことを
お勧めしますが)1~2杯飲んだらハッキリと
「もう帰る」っていうこと。相手はアナタのカラダが
目的で飲みに誘っていることを肝に銘じるべし。
もちろん、中には本当に純粋に、日本人の子と話して
日本の文化を聞きたい、なんて思って誘ってくれる
紳士の男性もたまにはいるから、そのあたりの見分け
方はアナタの「勘」だけが頼り。
そしてたとえ紳士であろうと、アナタがHしたく
ないなら絶対に、絶対に、部屋には入れないこと。
どんな紳士でも部屋まで誘ってくるのは完全に
下心アリアリ。そこまでついて行ってH拒否なんぞ
しようものなら、そりゃあ相手だって怒るでしょう。
危険な男ならそれこそ犯される可能性だって大いに
あり、デス。凶器だって持っているかもしれないこと
を忘れずに。海外に行く前に、外国人男性が誘って
来た時の彼らの目的と、こっちの対処の仕方を
しっかりと把握しておくこと。
一つ。海外だからこそ、観光か、留学か、セックスか、
「目的」をシッカリと持つこと。「留学」という目的
を持って飛び立ったはずなのに外人ハンサム男を目の前
にして、突如ニャンコロリン現象が起きちゃって、勉強
そっちのけで男にかき回されてる、なんていうのは
考えもの。現地で勉強することは山ほどアリマス。
”外国に行ったら、現地の男たちと寝て、寝て、寝まく
ってヤルー!”っていう目的に徹しているならそれはそれ。
もう、私の関知するところではございません。
ど~ぞ、気の済むまでヤリまくってください。
ただ、エイズと避妊に気を付けたほうがいいでしょう。
ここスペインはヨーロッパのなかでもトップクラスに
入るくらい感染者が多いらしいですから。そりゃそう
よね、ホモと麻薬患者がすごい数でいるんだから。
異なる人種同志の付き合いだから、いいことがいっぱい
あるけど、逆に危険なことも同じくらいいっぱいある。
セビージャでものすごい数のニャンコロリン現象を
見て、聞いた、私からのメッセージです。
これから海外に出かける方々、引ったくりとか泥棒とか
以外の危ないこと、「オ・ト・コ」の危険性もよく
知った上で、ニャン子ちゃんでもワン子ちゃんでも
何でもなってください。
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# by amicielo33 | 2020-06-02 15:34