プラス思考とマイナス思考
2020年 08月 05日
1週間経つって、本当に早い。
先週書いたブログも、
2~3日前に書いた感じがする。
で、今日は前回のブログの続きで、
私がずっと凝ってるもの、続けているものを
書こうと思ったのだけど、
ここ数日の間に、
プラス思考とマイナス思考について
考えることがあったので書こうと思う。
人はそれぞれの性格を持ち、
考え方も人それぞれ。
だけど、根本的な部分で考えると
プラス思考とマイナス思考の2種類にも
分けられることが出来ると思う。
プラス思考の人って、
どんな困難が起きて、どんなに辛くても、
今の苦難を乗り越えさえすれば、
必ず、その先には良いことが待っている、
良い事をつかむことが出来ると信じている。
まぁそこまでスポ根的な言い方をしなくても、
「(良いように)どうにかなるさ」と、
楽観的にとらえる。
それに対して、マイナス思考の人って、
何をするにも、何を考えるにも、
「もし何か悪い事が起きたら・・・」
ということを想定した上で、
悪い事が起きた時の状況、
その際の自分の対処の仕方、
自分が激しく落ち込んだ心の準備、
など、
いやまぁ、現実に起きてもない不幸な事、
最悪の事の想像を張りめぐらして、
その心配と心労に
人生の貴重な時間を大量消費している。
それが悪いとは決して言わないけれど、
いやまぁ、ホントにお疲れ様です、
とは言いたくなる。
それで最近、超マイナス思考の人から
心配していること、行き詰っていること、
辛い思いをしていること、
などを聞く機会があり、
こういうマイナス思考って、
一生続けるものなのかなぁ~、
と、不思議に思い始めたのだ。
実は、私がちょうど20歳のころ、
何かの問題が起きたときに、
自分で無意識のうちに、
「悪い事が起きたらどうしよう、、、」
という想定をしている自分に気が付いて、
なぜ、悪い方へ悪い方へと考えるのだ?!
と、本気で悩んだ時があった。
それで、本屋さんに入り、
哲学や精神論の本をずーっと探していると、
大量にある本の中で、
一冊だけ、私の目に飛び込んできたのだ。
「マーフィーの法則」
ご存じの方も多いと思うが、
アメリカのマーフィー牧師の書いた、
「考え方」の本だ。
くっだらな~い、と思う人も
多々いらっしゃるかもしれないが、
ちょうど20歳の、自分の考え方に
疑問だらけだった私には、
まるでその本が光っているように見え、
一発で、私にはその本が必要であると感じ、
即座に購入して、むさぼり読んだ。
マーフィーの法則とは、要するに、
【人間には「潜在意識」があり、
考えることは、一番最初にこの潜在意識に
全てインプットされる。
だから、「良い事が起きる」と
自分で確信し、絶対に揺るぐことなく
それを信じ続けたら、
潜在意識がそれをキャッチし、
"良い事が起きるための努力”
を、自分が全く意識しないところでも
日々、し続けるので、
奇跡と言われることでさえ、
実現することが出来る】
ということだ。
でも、そのためには、
良い事が起きた時の、鮮明な画像を
明確に頭の中でイメージし続けて、
潜在意識にそれを絶えず、
発信し続けなければいけない。
これって、
スポーツの名選手や金メダリストたちが、
イメージトレーニングで、
自分が優勝する場面を強く思い描いて
日々トレーニングをしてきた、
という話をよく聞くけれど、
正にそれだ。
なので、これがマイナス思考の人だと、
潜在意識に、「悪いことが起きるかも」
というメッセージを送り続け、
さらに、具体的な悪い場面や映像を
日々、明確に想像し続けるので、
当然、それを潜在意識が受け取って、
自分の気が付かないところで、
その想像した悪い場面が現実化するように
自らが努力して導く、
と書いてあるのだ。
これを読んで、
潜在意識って、何とすごい!!!
と激しく感動し、そして共感し、
本を読んでいる瞬間から、
20歳の迷える私は、
まるで乾いたスポンジが水を吸収するように、
マーフィー牧師の書いてある文章を信じたのだ。
ただし、もう一つだけ、法則の中で
絶対に守らなければいけない事がある。
【もし、良い事、強く希望する事、
絶対に達成したいことがあるのなら、
絶対に、決して、一瞬ですら、
悪い場面を想像してはいけない。
なぜなら、その瞬間から、
潜在意識がそれを受け取ってしまい、
それに向かっていくことになるから。
そして、人を絶対に羨ましがったり、
妬んだりしてはいけない】
という厳しい条件があるのだ。
このマーフィー牧師の考え方は、
私の人生で、本当に強い支えになった。
数え切れないほどの数で、今まで
辛い事、苦しい事、困難極まりない事、
様々な問題と向き合ってきた。
だけど、どんなにどん底にいても、
「必ず良い方向に進む」
と信じて、乗り越えられてきた。
この法則は、宗教でも何でもない。
単に、プラス思考の考え方の話だ。
人生の大半を生きてきた大人が、
今更、マイナス思考を変更して
プラス思考にするのは無理かもしれない。
でも、せめて、
「どうにかなるさ」くらいの、
プチプラス思考になったら、
楽になると思うんだけどなぁ。
あ、最後に、
自慢で言うのでは決してないけれど、
私が大昔、スペインで賞を取った、
スペインで一番歴史のある、
コルドバのコンクールだけど、
あの歴史あるコンクールで、
外人が賞を取るのは奇跡であり、
AMIが最初で最後だろう、
スペインの人たちに言われた。
外人がこのコンクールで受賞なんて、
1000%あり得ない事だったけれど、
毎日毎日、セビージャの大聖堂の上に立つ
ヒラルダの塔の女神さまに、
「必ず、スペインの人たちに認めてもらえる
フラメンコの踊り手になります!」と
心の中で、泣きながら誓い続け、
そして、賞を受け取る自分の姿を
毎日毎日、寝る時に想像し続け、
ものすごい時間を練習に費やしたっけ。
ね、結果、私だって奇跡、起こせたでしょ。
ものすごい努力はしなければいけないけれど、
良い事を信じていれば、
必ず良い事が起きる。
本当に、今でも、
この本に巡り合えた事を
心から感謝している。
8月5日
# by amicielo33 | 2020-08-05 21:54