人気ブログランキング |

フラメンコ編 エッセイ1 

スタジオから1km離れたところにある

善福寺川緑地という、大きく蛇行する善福寺川に沿って

善福寺緑地と和田堀公園が広がっていてる

全長約4.2kmの都立公園がある。

ここは、四季折々に変化する素晴らしい自然と

多くの植物、鳥などに常に触れることができる

本当に素晴らしい場所である。

私は、嬉しい時、落ち込んだ時、心を休めたい時

そんな時に必ずここを訪れる。

昨日は気分転換と、下半身を鍛えるために

徒歩とマラソンの中間のスピードで

スタスタと往復10kmの徒歩トレーニングをしてきた。


まぶしいほどの新緑、咲いた形が和菓子の

道明寺のようなポテッとした愛らしい八重桜、

鮮やかな黄色の山吹など、どの植物も伸び伸びと育ち、

「世の中のコロナ感染など、

私たちには全く関係ありません!」と言ってるように、

彼らのプライドによるちょっとした隔たりを

私と植物の間に感じてしまった(笑)。

それにしても、本当に素敵な場所である。

さてさて、今日からエッセイに入りたいと思う。

エッセイは、私が1988年からスペインに

住んでいた15年間の経験を書いたものなので、

その背景には、今のように、手元に携帯も

ネット環境もゼロの時代で、全てがゼロのスタートで

ゼロから体当たりの経験で感じたこと、

学んだことを書いたので

その辺の、今との時差はご理解いただきたい。

楽しんでいただけますように!

   4月6日

********************************************
「スペイン語のおススメ その1」

突然だけど、外国人が演歌を日本人のように
歌いたいと思ったとする。
しかし、歌詞と歌い方だけを習っても
本物の日本の演歌にはならない。
ストレートに感情を出せない日本人の性格、
日本の空模様や湿気、日本の家や土地などの環境、
日本人の食事、などを理解する。
こうした「日本人とは?という背景」を知らなければ
日本人の心の演歌はなかなか歌えない。
これらを知って初めて演歌のなかに含まれる意味、
哀愁、渋みなどがわかるのだ。
そのためにまずすることは?!
そう、日本語を勉強すること。
その国の言葉を理解できたら
これらのことがわかっちゃうのデス!
これはもちろん、フラメンコにもぴったりと当てはまる。

フラメンコを始めたら、旅行でかまわない。
アンダルシアを知ったほうがいい。
そして、よりいっそうフラメンコを理解しようと思ったら
スペイン語がわかったほうが断然いい。
ということで、スペイン語の勉強のおススメ、
というお話をしてみたい。

勉強のスタートはまず単語数を増やすこと。
日常生活のもの、いつも自分が使っているもの、
など何でもいい。とにかく身近で親しみのあるものから
少しずつ覚えていくのがいい。
そうしながら、基本の文法を知る。
といっても、むずかしく考えることはない。
初級で十分だ。この二つはスペインに行って
役立つから絶対におススメだ。

私はスペインに渡った時、実はほとんど
スペイン語を喋れなくてものすごく辛い思いをした。
コリャイカン!と痛感し、必死に勉強をした。
その経験からいわせてもらうと、とにかく
単語さえ知っていれば、文法がわからなくても
ターザン会話が成り立つ。
だから、日本にいる間にできるだけの単語数と
初級基本の文法をしっかりと頭に入れておこう。
それだけで大丈夫。
それすらしないゼロの状態でスペインにフラメンコを
勉強にきちゃった人は、私のように非常に困る事が
続出する。でも、ここさえ日本で押さえておけば、
スペインに着いても最低限のことはわかるから、
それだけでスタートがまったくちがうのだ。

あとはスペインにきてからの「実戦のみ」。
頭にはいっていた文法を「口」で使ってみる。
そこに知っている単語をドンドン加えていき、
人と話すチャンスを多く持つ。
ひたすら実戦、実戦、また実戦。
とにかく多く喋って、口慣れと耳慣れを
するのがポイントなのだ。というのは、
人と喋ると、どうしてもイロイロなことを
話さなくてはいけなくなるから、否が応でも
過去形、未来形を使わざるをえなくなってくる。
もちろん、全て現在形で押してもわかってもらえるけど
言葉の範囲が広がったほうがより自分の言いたい
事が伝わるし、人の話の理解力だって高まってくる。

しかしながら、知っているスペイン語でも、
実戦ではすぐに聞き取れないことが多い。
こちらの人は一般に、とても早口だし話す量が多い。
それでも北の人は、ほぼ標準語を話すので、
わりとすぐに耳が慣れてきてわかるようになる。
問題はアンダルシア弁。
初めて聞いた人には、何を言っているのか
サッパリわからない。外国人がいきなり東北弁や
カワチ弁を聞くのと同じ感じじゃないかと思う。
言葉をいっぱいに飲み込むし、S(エス)を発音しない
のも特徴的だ。このエスで思い出したけど、外国人が
こちらにいると、このエス抜きがカッコいいような
気になって、わざと抜いて喋る人が多い。
でも、それは彼らが腹式呼吸で喋るため、胃と喉から
空気を抜くような、独特のエスの発音になっている
だけなのだ。そこを、アンダルシア弁の真似をして、
特に日本人はハッキリとエスを抜くから
かなり可笑しく聞こえるらしい。
もちろんこちらの人はご愛想で、
〝あんたもセビージャっ子みたいにしゃべるネェ”
とは言うけれど、実は彼らには、かなり変に
聞こえているそうだ。

また、世の中不思議に共通していて、難しい単語は
なかなか覚えられないけれど、俗語などはすぐに
覚えられるという傾向がある。
カッコいい感じがするからだ。
でも、あまり喋れない人が俗語を会話に入れるのは
極力避けたほうがいい。
見下げて見られるし、なにより品性を疑われる。
たとえば〝ったく~!” とか〝なんとまぁ!”
といった感じを、こちらでは、
〝ホデー(ル)!” とか〝ホ~エ(デ)!”
と使うのだけど、これは俗語で、アレをヤルという
言葉からきたもの。
特にアンダルシアではこれをよく使う。

つい最近聞いたなかにこんな話がある。
スペイン語がほとんど喋れない日本の若い
女の子がショッピングしていたときのこと。
店員が「試着してみたら?」と勧めてくれたので、
洋服をとって試着室にいこうとしたら、
ハンガーがほかの洋服に引っかかって
試着しようとした洋服が床に落ちてしまった。
そこで彼女は落ちた洋服に〝ホーデ!”と一言。
店員の顔色がパッと変わり、マジマジと上から
下まで見られ、あとの対応は誠にいいかげん
だったらしい。ソリャ当たり前。
日本で同じ状況が起きて、日本語がわからない
外国人が、突然〝クソッタレ!!” 
なんて言葉を吐いたら、それをどう思う?

遠い道も一歩から。
まずは正しいスペイン語を身につけようヨ。

****************************************

# by amicielo33 | 2020-04-07 00:48  

〝フラメンコの勉強” のススメ 続編

今日も頑張って書き写します!

*************************************
では、ここでどんな勉強をしたらいいのか、
具体的に説明しましょう。
『フラメンコの勉強』とは、まず、第一に
スペイン語の理解から始まります。
スペイン人のように話せなくても、少なくとも
何をいっているのかがしっかりと理解でき、
自分の意見がいえればそれでかまいません。
他国の文化の歌と踊りを理解するには、
その国の言葉がわからないと、何を歌っているのかが
わからないからです。
しかし、フラメンコの踊りは歌詞に対し、
それを説明する具体的な振りを踊るわけではありません。
かといって、歌の意味がわからないと、歌が伝え、
訴える内容、歌の背景が理解できません。
一番フラメンコで大切な、【歌を感じて、さらに、
その瞬間にすべての感情をこめて熱唱する歌い手の
感情、コンパス、歌いまわしに踊り手がついていく】
このことに対応できません。

加えて、スペインはアンダルシアの人々の人間像、
何を彼らは話し合い、どういうことで笑い、
泣き、怒るか。深く人々の会話を知れば、
その土地の文化が生まれた背景を知ることができます。
全てが一本の線でつながっているのです。
会話が理解できるようになると、その土地の環境、
食生活、歴史などがあるからこそ、このような会話を
交わす人種が生まれたことが理解できます。
逆のこともいえます。
これらの理解と、その環境に入る、という体験が
大まかな第一歩になるのです。
環境に入る、とはスペイン、特にアンダルシア地方に
住むことですが、これは個人的、時間的、経済的理由
などで、そう簡単には実行できるものではないでしょう。
そのうえ、ただ長く向こうにいればいい、
というものでもありません。
自分が勉強したいもの、という目標をきちんと持ったうえで、
たとえ短期の旅行でも、できるだけ繰り返しスペインに
行き、経験をするだけでもかなり違ってきます。

こうした大まかな背景をつかみながら、カンテ(歌)を
徹底的に聴きこみます。
ここが特に重要なポイントですが、心から好きでないと
カンテはなかなかな繰り返し聞くことができません。
カンテのなかにはフラメンコのすべてのエッセンスが
濃縮されているので、これをわかって楽しめるように
ならないと、本当の意味でカンテを聴く、
ということにはなりません。
聴かなくては!と思って、焦って手当たり次第、
カンテを無理に耳に入れても〝好きでない” と
苦痛になります。
そんなときは、たった一つの歌でかまいません。
カンテ好きな人にどれがいいかを選んでもらい、
その歌詞の意味を知ってください。
そして繰り返し聴いてみる。
どうしても好きになれないなら、もっと自分の
フィーリングに合った1曲を選んで(ノリがいい、
とか、楽しい、で十分です)同じように
歌詞を理解して、繰り返して聴きましょう。
こうして好きな歌を増やしていきます。
負担に思って聴かない、ということが大切な
ポイントなのです。

同時に、日本人の先生からはもちろんですが、
日本にいるときでもチャンスがあれば、
良いスペイン人の踊り手の先生にも習うこと。
習っている日本人の先生からは、舞踊の基本や
その先生が持っているフラメンコエッセンスを
どんどん吸収しましょう。
日本人の先生には、わからないことがあったら
日本語でしっかりと説明してくれるという
最大の利点があります。遠慮しないで質問しましょう。
また、準備してくださる発表会などのチャンスも
生かすこと。日本人の先生は教室制度で自分の生徒を
持っているので、長い目で〝愛情” を持って
生徒を指導して伸ばしてくれます。
この点が短期で来て教えてくれるスペインの先生との
大きな違いです。

そして、スペインの先生からは振付だけを習うのではなく、
その振りのなかに含まれている〝スペインにしかない
フラメンコエッセンス” を徹底的に学ぶこと。
たとえば、〝この音はどういう感覚と質で表現するか”
〝コンパスの持っていき方とコンパス感”
〝先生が踊るときに感じられるアイレ(独特の空気と
雰囲気)” など、そこから学べることはたくさんあります。
とはいっても、先生によっては、日本での団体クラス
などでは細かく説明してくれないようです。
これは、日本の生徒たちに内容を理解できる語学力を
持つ生徒が少ないからです。
スペイン語ができないと、こういった一番大切な
チャンスまでも逃してしまうというわけです。

そして、実力がついたら、できるだけ良いスペインの
アーティストたちとともに実演するのが最高の
勉強法でしょう。実際にカンテを聞き、そのカンテに
ついていく実戦の場として、カンテと踊りのからみ、
さらに歌・ギター・踊り手のコンパスの乗り合い、
三者の誘導のし合い、などを勉強すること。
これも絶対不可欠な勉強です。
特に、歌い手は人間ですから、そのときどきの
感情、思い入れなどで歌い方が全く変わってきます。
踊り手はその歌に必ずついていかなくては
いけません。
歌い手がどう出るか、というのは、踊り手に
知識がないとついていけず、また即興的な転換
ができず、歌を完全に無視したとんでもない
踊りになってしまいます。
踊り手がギターと歌い手のアウンの呼吸で
ついていきながら、同時に引っ張っていく役目も
果たします。日本では発表会などで、”カンテを
踊りに無理やり合わせる”というとんでもないことを
する場合を見かけますが、これは完全にフラメンコを
無視した、歌い手にたいへん失礼なことです。
「(特別な意図した振付構成以外は)カンテに
踊りがついていかなくてはいけない」のです。
そのためにはカンテの知識を多く持っていなくては
いけませんし、カンテの意味も知らなければ
なりません。勉強範囲がどんどん広がっていくのです。
これは本当に難しいことですが、フラメンコを勉強
するからには避けて通れない道といえます。


ここまではカンテと踊りばかりを中心に書きましたが、
ギターの存在もなくてはならないものですから、
カンテ同様に絶えず意識してギターとのからみも
勉強していかなくてはいけません。
そうしたらさらにフラメンコへの理解が深まり、
耳が肥えてくると、コンパスも取れ、音と流れの
意味がわかってくるようになります。

ここでいう音と流れの意味とは、
サパテアードに限らず、振りでも、
「各コンパスの中で、アクセントを含め、
どの音をどう感じて出せばフラメンコになるか」
「どの音が一番重要か」
「そういう音を持ったコンパスをどのように
運べば流れがフラメンコになるか」
といったことが理解できるようになるということです。
こうした、音とコンパスと流れを理解しないと、
たとえばサパテアードをきれいに打っても、
たとえキレのいい動きをしても、(私個人の
意見ではなく)フラメンコの世界での決まりで、
フラメンコにはならないのです。
たいへん難しいことですが、これも重要なことです。

加えて、一つ一つの〝振り”の流れにも意味がある
ことが少しずつ理解できるようになります。
踊る本人が、コンパス感、センティード(音の
感覚)、音の流れの意味、振りの意味、などを
理解して踊れるようになったら、見る側にも
十分に説得力を与えられます。
こうした大きくて太い土台がしっかりしているからこそ、
その土台に、瞬間の感情をストレートに打ち込むことが
出来、なおかつ見て聴いている人々に感動を与える
ことができるのです。
フラメンコはショーのように見せる踊りではなく、
踊る本人がいかにフラメンコを理解して、
それを感じて踊るか、にあります。
理解できるまで本当に時間のかかる難しい文化です。
外国人が日本文化を簡単に理解できないことと
同じだといえるでしょう。
日本の伝統芸能を身につけるため、多くの外国人が
日本に住み、日本人以上に日本文化を大切に愛し、
勉強している姿をよくテレビなどで見かけますが、
日本人として心から感心し、嬉しくなってしまいます。
それと同様、私たちも、少しでもスペインの文化に
近づこうと思ったら、長い道のりを勉強するしか
ありません。本当に心から好きになれば、
どんなに辛いことも苦にはなりません。
私は長くスペインに住んでいますが、まだまだ
フラメンコの勉強不足を思い知らされ、未だに
迷いながら勉強を続けている有様です。

この本はあくまでも技術訓練の、それも最初の一歩を
お手伝いするレッスンの本です。
しかし、この予備知識を持ち、技術を勉強しながら
フラメンコに興味をもっていただけたら、
踊りにもどんどん深みが増していくと思います。
やるからには、少しでも深みのある良い踊りが
できることを目指し、第一歩からきちんと勉強を
始めましょう!
最初に正しい基本を身につけて肉体訓練をしていけば
フラメンコを勉強するにあたって、さまざまな部分で
必ず役に立ちます。

***************************************

と、どえらく長い内容でしたが、

理解できない!と言う方がいらっしゃらない事を願うのみです~。


私がセビージャに住んで勉強した昔のフラメンコって、

「カンテの存在」をとっても重要にしていたと思う。

だから、こういう文章を書いたのだけど、

カンテそのものは、アンダルシアでは、私のいた時代では、

踊りよりカンテが好きな愛好家たちの数がはるかに多く、

常にいたるところのペーニャで、カンテだけを披露していたし、

そして踊りが加わると、観客も愛好家たちも、

踊り手のカンテとその曲の味に対する感情表現を楽しみ、

さらに、女性ならではの踊りも愛し楽しんでいた。

だから、踊り手それぞれの個性が溢れていたんだと思う。

習う側も、カンテを常に意識して、カンテに対して踊る、

という意識を常に持っていた。



それに対して日本では(以前からだけど)

カンテの重要さはほぼスルーと言うか、無視で、

どれだけ技術を盛り込んで上手く踊れるかが重要。

そして今の流行は、フラメンカなコンパス感たっぷりのパソを、

即興性で次々に対応して楽しむのが主流となっている。

この今の流行に関しては大変面白いし、

プーロなフラメンコを勉強できるので

とっても良いことだと思う。



でも、、、失礼は百も承知で言うけれど、

(スペイン人に引けを取らない素晴らしい日本人の歌い手も

数人いらして、同じ日本人としてとても誇らしいけれど)

カタカナスペイン語で、コンパスがなく、

オペラ調、演歌調に歌うカンテに対してでも、

何とも思わずに、違和感も感じずに踊れちゃう踊り手って

私からしたら、

わぁ、

変だとも何とも思わないで踊れちゃうんだ、、、

まぁ、踊りながらカンテを全然聞いてないから
気にならないんだろうなぁ、、、

日頃、カンテを全然大切にしてないんだなぁ、、、

と、呆れてしまう。

そして歌い手に対しては、

【フラメンコでは一番大事なものはカンテ!】と

学び、長年にわたりスペインのカンテに対して、

尊敬の念を抱いてきた身としては、

ひっどいカンテを歌っても、ちゃんとお金をもらって

プロとして仕事しちゃう、そういう感覚に、

驚きと、ちょっとの悲しさと怒りを感じてしまう。

と、長々と愚痴を書いてしまいました。スンマセン!



で、話を本の内容に戻して、

この後、写真付きの、基本姿勢、立ち方、

サパテアードの足使い、ブラソの動かし方、

ブエルタの方法、などを細かく書いてあるけど、

私が書いたんだけど、読むのも超めんどくさい説明。

もちろんこれらはすっ飛ばして、

明日からは、エッセイを書き写します。

こっちのほうが気楽で面白い(と思います!)ので

お楽しみいただけたら、と願っておりまする!

ではまた明日!

                  4月6日







# by amicielo33 | 2020-04-06 01:27  

〝フラメンコの勉強” のススメ

今日もスタジオに行って、ゴソゴソと用事を見つけ出し、

その後、よし!練習せねば! と思って着替え、

ストレッチをしながら、

あ、あの用事を忘れてた! と立ち上がり、

事務所に戻ってゴソゴソとその用事を済ませてからスタジオへ。

軽く足慣らしのサパテアードをし始めると、

あ、あの用事も忘れてた! と事務所に戻り、

ゴソゴソ用事を済ませてからスタジオへ。

こういう事を何回も繰り返しているうちに、

なにやってんの~!練習に集中できないじゃん!

と一人で大声出して、こういう自分の行動を反省。

本物のオバサンになると、独り言が増えると聞くけど、

確かにいつも独り言を言ってる自分を認め、

おお、本格的オバサンに磨きがかかってきたゾ~ 

と、自分で認めざるを得なくなっている。


こんなことはどうでもよいので、

昨日、ブログ再開でお伝えしたように、

今日から「AMIの素敵にフラメンコ」より

1ストーリーずつ書き写したいと思う。

で、今日はエッセイでなく、エッセイに入る前の

「レッスンを始める前に」という項目から一つピックアップ。

これは少し長いけど、興味ありましたら読んでくださいマシ。

あ、その前に、本の表紙はこれです。やっぱ若いな。

その後、増刊になった表紙の写真はブスなので、

美人に写っている初刊の方を載せま~す。
〝フラメンコの勉強” のススメ_e0262970_22414727.jpg






























〝フラメンコの勉強” のススメ_e0262970_22432283.jpg






























******************************************
〝フラメンコの勉強” のススメ

これからフラメンコを始める方も、すでに学び始めている
方々も、これから先フラメンコを続けていくにあたって、
二つの方法を同時に勉強しながら深めていくことを
おすすめしたいと思います。
一つが「舞踊技術の勉強と訓練」であり、
もう一つが「フラメンコの勉強」です。
これはどういうことでしょうか。わかりやすいように例を
あげてみましょう。

たとえば弁論大会で原稿を読むことになるとします。
まず、あなたは内容を準備するという、肝心なことを
しなくてはいけません。
原稿をつくるにあたって、そのテーマ、背景など
さまざまな資料をそろえて研究します。
これが下地づくりです。
ここに自分で〝体験”したものや考えをまとめ、
さらに資料を加えて、書きたいテーマを練っていきます。
その後、文章をどのように組み立てると興味深く聞いて
もらうことができ、なおかつ理解してもらえるか、
全体の展開を考えていきます。
ここが上手くいくと文章に流れが出てきます。
そうして練りこんだ内容の文章に、自分が体験した
感覚を加えて原稿を書くと、説得力が出てきます。
自分の訴えたいテーマがしっかりと理解でき、また
実体験したものには書いていてもそのなかに自然と
感情が含まれますから、原稿が生きてきます。
こうした目に見えないところでの下地づくりが、
『フラメンコの勉強』にあたります。

一方、口の訓練、アクセントの訓練、綺麗に聞こえる
ようにするための徹底的な発音の訓練もするはずです。
ここを怠ると、せっかくの原稿も聞く人に正しく
伝わらないからです。話ながら出る、身振り手振りも
内容にそってきちんと動かないと、感情と一致せずに
不自然さとなって出てしまいます。
これが『舞踊技術の訓練』になります。
この現行の構成内容と読み方の練習、その二つが揃ってこそ
聞く人に確実に何かを伝え、感動させることができるのです。
踊りの先生から「振りをもらう」とは
「出来上がった原稿を受け取る」と同じことです。
しかし読み上げる本人が書かれた現行の内容を
十分すぎるほど理解していないと、
必死に汗をとばして読む〝姿” に感動してもらえても、
話す内容に説得力が出ません。
それと同時に、もらった振りの一つ一つの意味が
理解できていないと、これもまた汗を飛ばして
必死に踊る姿に感動してもらえても、
踊る内容に説得力が出ません。
『勉強と技術訓練』どちらも不足してはいけないのです。
しかし、これはあくまでも簡単な例です。

体を美しく、正しく動かせるようにする、上手く踊れる
ようにするのは、舞踊技術の訓練の過程です。
基本訓練から始まって、いろいろな角度で肉体の訓練を
することで美しい動きになり、さらに安定した軸と柔軟性、
瞬発力などが揃ってきます。
そうすると、表現したいことを体であらわし、
訴えることが容易になるので、見る人にわかりやすく
そして視覚的感動を与えることができます。
絶対不可欠な訓練です。人にお見せする踊りで、
準備できていない体で踊るのは、お金を払って
見に来てくださる方に対して失礼ではないでしょうか。

しかしながら、フラメンコはこの舞踊技術の訓練のみで
踊れる用になっただけでは〝フラメンコ” にはならないのです。
ここがフラメンコの怖さと深さです。
技術訓練をマスターすればいいのであれば、たとえば
モダンダンスの人や、バレエダンサーなど、身体の準備が
出来ている人がフラメンコの動きを勉強し、
振付を踊りこなせば、そこで〝フラメンコを踊れる”
ことになります。
日本では舞踊技術の完成度だけで、
〝すごいフラメンコを踊る!” と絶賛される傾向にあります。
見る側が、「フラメンコ」と「ダンス」のちがいが
把握できていないからです。
これはこれで間違ったことではありません。
舞踊的完成度の高い身体と踊るものに、その踊り手の感性と
生き様がしっかりと見る側に感じられたら、
それもまた、〝フラメンコである” といえるでしょう。

この感覚を言葉で説明することは非常に難しいことです。
しかし「フラメンコはスペインの、アンダルシアのものである」
という原点に目を向けて敬意を持って考えると、
踊れるだけではいけないような気がします。
見た目が完成されていても、フラメンコの勉強が足りない踊りを
見ると、スペインのフラメンコ愛好者、プロ、同じく外国人の
愛好家者も含めて〝スペインのフラメンコ” を深く追求する
人には、「外から見たら、『綺麗で立派な箱と美しい紙と
リボンで包まれたプレゼント』、でも一番大事な『中身』が
詰まっていない」のがわかってしまう、という感覚と言えば
いいでしょうか。

とはいえ、楽しく踊れたら幸せ!という方も大勢いるはずです。
「フラメンコの勉強」をしなくても、フラメンコの振りに
その人の気持ちをこめて踊っている本人が幸せを感じれば、
それで十分だと思います。
フラメンコの勉強をしないからといって悪いわけではありません。
しかしフラメンコを深く核心に迫って追求したい人は、
この「技術の訓練」と同時に「フラメンコの勉強」を
対等にしていかないといけないと思うのです。
では、ここでどんな勉強をしたらいいのか、
具体的に説明しましょう。

**********************************************
と、ここまで書き写して、先を見ると

え、まだ長く続くじゃん、と、急にドッと疲れたので、

今日は中間点でストップします。

後半はまた明日書きます!

あ、それとご理解していただきたいのは、

これはあくまでも、18年前の観点で書いた内容です。

今と少し違うことも少しはあると思いますが、

そこは軽く呼び飛ばしてお読みいただけたら、

とお願いいたします。

ではまた明日~!

                 4月5日




# by amicielo33 | 2020-04-05 23:44  

久々のブログ!

約1年前までこのブログを読んでくださっていた皆様、

もし今、奇跡的に私のブログを思い出してくださり

このページを開いてくださった皆様、

本当にどうもありがとうございます。

覚えていてくださり、心からの感謝です。

大変ご無沙汰しております。

なんと、ほぼ1年間空けてしまいました。



今だから言えるのですが、

昨年は特に、心がブラックホールに落ち込んで

這い上がることが出来ませんでした。

心のブラックホールは、「フラメンコに対して」でした。

自分のフラメンコの知識不足に対する情けなさ、

勉強不足に対する情けなさ、

私とスペインのフラメンコの関係、

何やっても自分はダメ、としか考えられず、

でもこれじゃいかん!とも思う自分がいて、

強制的に大きなソロライブを夏と冬にやったけど

何やっても、落ちむ一方で、、、

その心に追い打ちをかけるように

人生初、腰を激しく痛めて

激痛で歩くのが困難な数か月を過ごし、、、

それが夏の自主ライブ直前まで続くなど、

とにかく昨年は、365日の間、

毎日毎日毎日、朝から晩まで

絶えず頭の中に

「いつフラメンコをやめようか」

「いつ、じゃなくて明日こそやめてしまえ」

この言葉を何万回繰り返していたことか。


だから、ブログを書こうかなとは何回か思ったけど、

書いたとしても、暗~い、陰険な、何ひとつ

楽しいことなんて書けない心情だったので

もうやめとこ!と思って、

今日の今日までブログを触りませんでした。



そうこうしている間に、時間がどんどん過ぎ、

心も、落ちるところまで落ちたら

あとは上がるしかないので、

昨年末くらいから少しずつ、気持ちが落ち着いて

”フラメンコの勉強不足” ”知識不足” 

と悩んでばかりいないで、

それなら、

これからガンガン勉強すればいいだけのことじゃないか、

と思えるようになったりしてきました。

ったく、やれやれ、です。

そうこうしてやっと心身共にアップしてきたところで

この世界的コロナ感染による、クラスの完全休止。

収入ゼロ円になるかもしれない恐ろしい事態だけど、

これは私だけじゃなく、

自営業や飲食業の人たちなど、世界中のみんなが

同様に苦しんでいる事なので

せめて、2週間後はクラスが開催できることを祈って

この状況を見守っていくしかないです。



それで、毎日、クラスはなくてもスタジオに行き、

確定申告の準備、たまっていた事務仕事、

体と感が鈍ったら大変なので、

自習練習は極力しっかり続けています。

それでも時間はたくさんあるので、

普段、忙しくて絶対に出来ないような事を

次々と見つけ出しては興味津々でやってます。

考えてみたら、自分の人生、ず~~~~っと

ず~~~っと、忙し過ぎて、

今のように、昼も夜も仕事がないなんてことと、

昼も夜も、自分で自分の時間を自由に使える、

なんて一度もなかったような気がします。

だから、収入ゼロ円になるかもしれない事は

崖から突き落とされるかどうかの恐怖と同じだけど、

時間に関しては、生まれて初めての長期休暇みたいで、

プチ嬉しい感覚にもなってます。



それで、先月にした引っ越しの片付けも

山ほど残っていたので、片っ端からこなし、

十何年ぶりに、私が書いた本

「AMIの素敵にフラメンコ」(ベースボールマガジン社)

を発見いたしました。書いたのは2002年です!

懐かしくて、ページをめくり始めると、

スペインに住みながら、全身全霊でスペインを感じて、

一生懸命にフラメンコに打ち込んでいる自分が

その時代のストレートな思いを、

思う存分に書面に残しているのがよ~~くわかり、

自分で言うのも恥ずかしいんだけど、

面白いなぁ、すごいエネルギーで書いてるなぁ、と。

もう今の自分にはいない、あの時代の自分を思い出して

新鮮かつ素直な気持ちで楽しんで読んでしまいました。



確か、何年前かのここのブログで、数ページ紹介した

記憶があるれど、探すのは面倒なので、

時間がある私。

明日から、この本のエッセイを一話ずつ

このブログに書き写していきたいと思います。

もし興味があれば読んでください。

この本は、半分がレッスン内容、半分がエッセイで、

あの時代はフラメンコ本はあまりなかったし

ベースボールマガジン社という強いバックもあって、

フラメンコ界も、そして一般の方々にも

驚くほど多くの方に読んでいただきました。

今考えたら、奇跡のような事ですぅ~。

では、今日はご挨拶も含めて、

読んでくださる皆様に、珍しく丁寧語!で

書かせていただきましたが、

明日からは普通に戻して、私らしく

ガリガリ書かせてくださいマセ!

では、また明日!

                 2020年4月4日








# by amicielo33 | 2020-04-04 23:53  

年に一度のドライブ旅!

私の大好きなことといえば、

遠距離ドライブ。

大好きな音楽を聞きながら、

一人で何時間でも運転して、

全く知らない場所を訪れるのが大好きだ。

12年前くらいから、年に一度のお伊勢さん参り

というのを車で行くようになってから、

毎年、欠かせない行事として続けているうちに、

せっかくお伊勢さんまで来たのだから、と

どんどんと西へ東へと、距離が伸びていった。



ということで、今年はお伊勢さんとは全く別の方向の、

青森県へ!!!

前回のブログに書いたように、

脚の刺すような痛みに毎日襲われていたけど、

座っているのは全く痛くないし、

この旅の間、身体を休めるいい機会と思い、

5月23日の木曜日の夜のクラスが終わった後、

2時間ほど睡眠をとり、

顔も洗わず、お風呂も入らず、

ババっちい身体のまま、夜中の2時半に出発。

そこから、時々はSAで休み、9時間かけて青森へ。



観光より、先に身を清めたくて、

黒石温泉郷に行き、温泉へジャブ~ン。

私がどこかへ訪れる日って

平日+へんぴな場所 なのでいつも誰もいない。

温泉も独り占めで、身も心もピカピカに磨き上げ、

初日は弘前へと、これから6日間、

青森旅行が続くのだけど、

全部説明するのも何なので、

心から感激したところだけ、

写真をピックアップしてお伝えします。



青森に「三内丸山遺跡」という、縄文時代の遺跡があり、
そのままの生活を復元してあるのだけど、
縄文の人たちと同じ環境に立てて、
なんだか心から感動してしまった。
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22024933.jpg




















集会所みたいなメインの建物
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22043723.jpg




















中は快適な温度
(写っているのは本当の人間。人形みたいに見えたので撮影102.png
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22054414.jpg






























寒さにも暑さにも強し!
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22080162.jpg






























名物、青森県立美術館の「青森犬」!
巨大でございます!
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22131928.jpg






























ちなみに人間と比較してこれくらい。
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22143665.jpg































ねぶたの家、「ワ・ラッセ」
やっぱり青森のねぶたは凄い大きさと迫力。
ねぶた祭、絶対に見たいなぁ!
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22185707.jpg




















名物「のっけ丼」。
入り口でご飯だけもらって、
すごい数の魚屋さんを周りながら好きな魚介を探して
チケットと交換で、自分の「のっけ丼」完成!
見た目は大変悪いが、身をよじるほど新鮮で美味しかったゾ!
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22254967.jpg





















津軽半島(左の半島)の竜飛岬(たっぴ岬)へ
日本で唯一の、国道だけど、車が通れない国道
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22291293.jpg






























青函トンネル記念館の写真はないけど、
どれほどの年月と苦労を重ねて、青函トンネルを完成させたか
よ~くわかった。
トンネルを掘る間は空気の循環をせざるを得なかったけれど
北海道側からと本州側から、ついにトンネルが貫通した瞬間、
風が一挙に通り抜けた、その風を感じて、トンネルがついに
貫通した!という感動で涙が流れた、との話に大感動145.png




津軽半島に十三湖という湖があり、「しじみ」が有名。
名物「しじみラーメン」
胃にしみる、本当に美味しいしじみのお出汁でした。
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22380397.jpg





















冬は豪雪で埋もれてしまう、名湯中の名湯、「酸ヶ湯温泉」。
本当に病気が治るだろうなと納得できるほど、
すんばらしいお湯でした。
口にお湯が入ったら、めちゃ酸っぱい。
目に入ったら、目が開けられん!
皆様、ぜひ、行くべし!
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22484384.jpg




















酸ヶ湯温泉は八甲田山のところにあるので、
雪がまだまだ残っていて寒かったです。
八甲田山のドライブは最高に美しい!
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22514704.jpg




















いよいよ、下北半島「恐山」へ。
恐山の正面門を通ると、硫黄の強い臭いが充満している。
地面からも硫黄が出てるから、草木がここだけ育たない。
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22571097.jpg





















恐ろしい雰囲気は全くなく、とっても印象的な場所。
行って良かったと、しみじみと思いました。
電気も何もない時代は、ここは確かに、すごく恐ろしい場所
に感じられただろうなと想像出来ました。
年に一度のドライブ旅!_e0262970_22580074.jpg




















青森県の陸奥湾は、ホタテの名所!
「絶品!ホタテフライ」の旗に吸い寄せられ、これを食べたぞ!
写真じゃ小さく見えるけど、一つ一つがものすご~く大きくて、
太ってて、超新鮮で、甘くて、中がほんのりレアーな揚げ方で、
こんなに美味しいホタテのフライは生まれて初めて!
涙チョチョ切らせながら、完食。
年に一度のドライブ旅!_e0262970_23044312.jpg




















八戸へ。
種差海岸という、全て芝生でおおわれた珍しい海岸。
ずっとずっと何キロも芝生の海岸が続きます。
年に一度のドライブ旅!_e0262970_23081137.jpg

















年に一度のドライブ旅!_e0262970_23082431.jpg




















最後に、岩手県の日本三大鍾乳洞である
「龍泉洞」に寄ってきました。

こんな道や、
年に一度のドライブ旅!_e0262970_23170432.jpg





























こんな急な階段でどんどん地下へ
(脚の痛みが復活して、死ぬほど痛かったけど
ここまで来たからにゃぁ見ないと損と思い、ひーひー歩いた!)
年に一度のドライブ旅!_e0262970_23171795.jpg































そして、一番深いところに、第三地底湖が!
それもこの深さ!
年に一度のドライブ旅!_e0262970_23174253.jpg






























写真じゃわからないけんど、全部水で、すごい透き通ってて、
えっらい深くて、おっとろしかった149.png
年に一度のドライブ旅!_e0262970_23175716.jpg





























盛岡なら冷麺でしょ、ということで
冷麺で旅の食事を閉め、
帰路は盛岡からだったので、7時間くらいで着きました。

青森県の道路は、とにかくシンプルで、信号もなく、
田んぼと山々に囲まれ、でも西日本の景色とは違う、
独特の東北の空気に包まれた道でした。
今回も2000 kmの運転でしたぁ。
来年は西へ!

                 6月17日








# by amicielo33 | 2019-06-17 23:35