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いつも反省 だから宣言

街中、道、ホーム、電車内などで、困っている人がいたら、

絶対に、何らかのお手伝いをしようと、

常に思いながら日々行動しているのだけど、

時々、私の一瞬の臆病心が、

”困っている人に声掛けをする”

というタイミングを失わさせ、

それで、毎回自己嫌悪に陥るのだ。



もちろん、自分が居合わせるタイミングと、

困っている方がいらっしゃるタイミングが、

ちょうどあった時は、

それは絶対にお手伝いをするけれど、

でも、タイミングではなくて、

位置的に、距離が存在する場合、



例えば、電車で自分は座っていて、

私の横に座っている5人くらい先の場所に、

お年寄りが立っていて、

座っている人たちが、完全無視して座り続けている場合、

私の心の中では、

お年寄りの方がいるのを知っているのに

スマホをいじり倒していたり、

タヌキ寝入りしている人たちへ、

激しい怒りと、心の中での抗議の言葉が

激しく繰り返されるのだけど、



じゃあ、自分が座っている場所から

大きな声を出して、

「こちらのお席にお座りになりませんか?」

と、声を出して言えばいいじゃん!!!と、

今度は、自分への怒りに変わってくる。

人に対して怒っているのなら、

自分が先に行動すれば簡単に解決するのに、

私ってなんつー臆病者なんだ!と

電車の座席に座りながら、

絶対に席を譲らない奴らへの怒りと、

自分の臆病さへの怒りで、

一人で身をよじってしまう。




これがスペインなら、、、

もちろんスペインにも変な人は山ほどいるけれど、

特にアンダルシアなら、

町でも、電車の中でも、バスの中でも

どこであろうと、家族に話すように、

ふつう~~~に、人に声をかける。

困っている人がどんなに遠くにいても、

「ちょっとちょっとセニョーラ(ル)!ほら、こっち!

空いてるから座って!立ってるのが大変でしょ!?」と。

困っている人に声をかけて、

ふつうに、当たり前に助ける、という事を、

私はセビージャで生活をしている時代に

実に多くの学びを、彼らから得ることが出来た。




お年寄りが、思わず転んでしまった時、
(大怪我じゃない時)

どのように声をかけて対処するか、



身体が不自由な方が、広い横断歩道を渡っている時、

どんな声掛けをして、助けるか、



目の悪い方が、足元の悪い道を歩いている時、

ややこしい道を歩いている時、

どんな声掛けをして、サポートしてあげるか、



挙げたら、キリがないほど

目の当たりにし、学ばせてもらった。



でも、どんなパターンも共通して言えることは、

「まるで、家族に話すように、

 家族を助けるように」 実に自然なのだ。

それを長年、常に見て、学んできたのだから、

日本でも当然、スペインのように自然体で

困った人に声掛けをして助けようと、

常に心掛けているのだけど、、、、。



一つ、今でも心に残っている場面がある。

私は絶対に出来ない!と大反省しながらも

とても感動したことを、お話したいと思う。

日本の電車の中での出来事だ。




JRの中央線に、車椅子の女性が一人乗ってきた。

脚が悪いだけでなく、上半身にも麻痺があるのがわかる。

私は近くで立っていたので、

”大丈夫かな” と思いながら、

でも、何も出来ないので、そのままに。

すると、一人の若いOLが車椅子にスッと近寄り、

車椅子の人と同じ目線になるように、しゃがんで

「何か困る事があったら、何でも言ってください」

と、小さな声で言ったのが聞こえた。

車椅子の女性は、その言葉を把握できなかったのか、

プライドで、迷惑に感じたのか、それはわからないけれど、

思いがけず、ジロッと横目でその女性を睨んで、

プイッと他の方向を見た。

そして声をかけた若いOLは、睨まれたけれど、

それに全く動じず、自然体で車椅子の横に立っていた。

私は横にいて(もちろん何も言わなかったけど)

その若いOLが発した「勇敢な一言」に対して

彼女の勇気と自分の弱さ、に対して

なぜか涙が止まらなくなり、

ポロポロ、ポロポロ、

ずっと涙粒が勝手に落ち続けてしまうので

逆に恥ずかしくなって、

開閉するドアーにピタッとひっついて

顔を見られないようにした。

私はこのような状況で、彼女のように声をかける

その勇気は全くない。



いや、もっと勇気を持たないと。

「どうしたのかなぁ~

 大丈夫かなぁ~、

 不便そうだなぁ~」

と、遠くから見ながら考えているんじゃなくて、

” 離れていても、近寄って、声掛けをする ”



出来ずに、よく大反省するのだけど、

それでも繰り返してしまうので、

こうしてブログに書いたからには

ある種の宣言にもなるので、

もっともっと、声掛けを自然体でやります!

と宣言します!


                         3月15日


今日の午前中に、私の大好きな、ひたちなか海浜公園に
チョロッと行ってきたので、写真載せます。
スイセン満開!   
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by amicielo33 | 2019-03-15 20:19  

マルワのコンクール

いったいいつからマルワのコンクールの審査員に

参加させていただいているのだろうと、

昔の手帳をゴソゴソ見てみると、

どうも、2007年からみたいだ。

すんごい長い年月、参加させていただいているんだと、

ちょっと驚き。



さて今回は、1月27日の第2次予選を経て

3月2日(土)に本選が行われた。

審査させていただいている、この12年の間に、

フラメンコ舞踊の流行が大きく変わり、

そして年々、出演者達の技術的なレベルが大幅にアップし

ネットの進化により、日本で常にスペインの、

今のフラメンコの映像を見れ、

常にフラメンコの最新情報を簡単に入手でき、

スペイン人アーティストが次々と来日してクルシージョをし、

日本からも簡単にスペインに短期で行けるなど、

日本なのかスペインなのか、ようわからん美味しい環境が

出来上がっているので、

昔と格段の差で、全てのレベルが上がっているのが顕著に見える。



さて、今回の優勝者である、中原潤くん。

予選のアレグリアスは、審査員一同、審査を忘れて

見入ってしまうほどの、本当に素晴らしい踊り!

本選のソレアも素晴らしかった。

まず、彼の何が審査の目を引いたかというと、

正確で正しい訓練による舞踊技術をしっかり身に付けている事。

それにより、身体の伸びやかさも増して

確かな技術と共に、

劇場の舞台という大きな空間を、

見事に使いこなせている。

ブエルタも身体のどの動きも、心地良くキレがありリンピオ。

足音も実にリンピオ。

ここまでは、視覚・聴覚点での感想。

そして肝心なフラメンコの審査部分では、

確かなコンパス感で運びながら

フラメンコを本当に感じているのが

緩急をつけたとても良い振付の中で、

それが動き、足音、そして表情を通して

全て自然に出ているのを感じられる。

そして、スペイン人アーティストの、誰のコピーもせず、

彼の個性として成立しているのが良い。

審査で参加したミラグロス・メンヒバルも、

セビージャから来日した、フラメンコに深く関わっている

マヌエルさんも、「文句なしに彼が一番!」と。



日本で、中原くんのような、舞台をこなせるフラメンコの

男性フラメンコ舞踊手は非常に少ないので、

とても貴重な存在だと思う。

一つ、彼の良くなかったことは、本選で身に付けていた、

シルバーの、驚くほどぶっとい faja(腰に巻く布)。

あれがなければ、もっとスラリ&スキッとした

身体に見えたのに~!

とにかくこれからも、どんどんフラメンコを勉強して

スペインの舞台でも活躍できるアーティストを目指してほしい。




本選で闘った、他の9名の踊り手の皆さん全員、

本当に大健闘でした。

総評として、

コンクールの舞台、という根本的な知識のもとに、

振付けと構成を考えての踊りの準備が足りなかった事。

それをタブラオで踊ったらバッチリだけど、

今ここは、コンクールという劇場の舞台ですよ、

と、何度も思ってしまった。

その点、第2位になった谷口祐子さんは、

それをしっかりとこなしていた。

実は、彼女は審査員であった石井智子さんの生徒さんで、

それは審査員の全員が知らず、

智子ちゃんもそれに関して誰にも何も言わず、

谷口さんの審査には加わっていない事が後になってわかった。

それを知らない私は、

谷口さんの技術は正確で良いと思ったけれど、

彼女の、作り笑顔に見えてしまう表情が

ど~しても気になって(谷口さんゴメンね!)

智子ちゃんに、それを遠慮なく言ってしまった。

智子ちゃんも、「そうでしょそうでしょ!」と

強く同感してくれたのだけど、

後で、生徒さんと聞いて平謝り!

でも、ミラグロスが、谷口さんの表情がとても自然で

「2番目に彼女がイイ!セビージャに彼女が来たら

私が指導してあげる!」と強く推した。



表情の話で言うと、

ソレアを踊った大久保晴菜さんと

タラントを踊った藤井里枝さんが、

せっかくしっかり踊っていたのに

ソレアとタラントのカンテに対して、

なぜ時々笑顔で踊るのか、とても気になった。

口を食いしばった時に、笑顔に見えてしまうのか、

もし私の誤解だったら申し訳ないので、

気にしないようにしたのだけど、

同じ意見の審査員が何人かいらしたので

やはりそう見えたんだと思ったけど。。。

ソレア、タラントのカンテに集中して、

そのカンテの奥底にある意味や背景、

そして今、バックで必死に歌ってくれている

カンテを、心で感じているのなら、

笑顔は出しにくいと思う。

だから、とても表面的な踊りに見えてしまった。

BGM的に聞いて、”振付” を踊っているなと。

でも、もしご本人たちが笑顔のつもりは

一切なかったとしたら本当にごめんなさい!

笑顔が原因で入賞を逃したわけではなく、

やはり、詰め込み過ぎの踊り が理由。



松田知也くんは、彼の独自の世界を持ち、

舞台空間をこなし、とても良かったのだけど、

タラントで白のタキシードのような衣装と、

少し劇的な振付で、フラメンコのタラントを

感じられなかったのが残念だった。



最後に、海外留学賞を獲得した

小さくて可愛い伊藤笑苗さん。

まだまだ伸びしろのある高い身体能力があり、

何よりも「若さ」!

若いんだから、スペインでしっかり勉強してほしい

という、審査員一同の意見。

ただ、本番で歌われたファルーカの歌は、

マルワのコンクールの決選では考えもの。

歌われた方のお人柄は絶対に良い方だと思うのだけど、

フラメンコをあのように歌ってはいけない。

コンクールに参加しているのは

踊り手だけでなく、歌い手とギタリストも同じチームだし、

何よりも、踊り手がどれだけ、カンテとギターに対して

感じ、応えるか、がフラメンコの原点であり、

そこも審査の大きなポイントなので、

良く考慮して選ぶべきだと思う。



お一人ずつの意見を書いたら、エラく長くなるので

特徴だけ選んで書きました。

とにかく、今回入賞に選ばれなかったって、

これからもどんどんチャレンジしたらといいと思う。

マルワのコンクールでは、これだけの山を乗り越えて

本選に進むんだもの。

どれだけの勉強と経験が、

目に見えないところで自分の大きな財産となるか。

こんな貴重なコンクールに、参加するだけでも

大きな意義があると思う。

皆様、本当にお疲れ様でした!

                     3月4日







 



















by amicielo33 | 2019-03-04 18:15