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銀行ATMにて

ずっと毎日ブログを書こうと思いながら、

なぜ、間が空いてしまったかと説明いたしますと、

漫画に一切、ぜ~んぜん興味のなかった私が、

ふとしたきっかけで、

TVで放映された「鬼滅の刃」を見た途端、

あまりの素晴らしさにのけぞり、

超、超、超、ドはまりしてしまったからなのです。

なので、毎日、仕事と競歩と自分の練習をやって、

一日の最後にできる、隙間の時間に、

鬼滅の刃を少しずつ見るのが最高の楽しみになっちゃい、

「ああ、今日も鬼滅の刃を見れる!」

と思うだけで、一日のエネルギーがバンバン湧き、

始まると、画面に向かって

「たんじろ~~~!!!がんばれぇぇえ!!」

と、本気で叫んでいる。

いやいや、ほんと~に素晴らしい作品ですねぇ(涙)。


ところで、書こうと思っていた事があったのだけど、

昨日たまたま、面白い経験をしたので

それを先に書きたいと思う。ハハハ。


昨日、振り込みしなくてはいけないことがあり、

銀行のATMに寄り(夕方で、人気の少ない時間帯)

振り込みの作業をしていた。

すると私の後方で、痩せた50代くらいの男性が、

ATMの用事を済ませた女性に、

「スミマセン、わからないので教えてください」

と声をかけて助けを求めたのだが、

その女性はチラリと男性を見て、

プイッと足早に去って行ってしまった。

なんつーーー女! 

一言くらい返事すればいいのに、

かわいそうではないか!と思い、

私はその男性に、

「ちょっと待ってくださいね、私やりますから」

と言って、大急ぎで自分の振り込みを終えた。


マスクをしているので顔全体は見えないのだけど、

外人?日本人?

東洋的でもなく、西洋的でもなく、

中東的?という目元。

きっと、最近よく見かける、中東あたりから来ている

建設業関係の人かな、と思いながら、

焦りまくっている、その男性の要求を聞いた。

なかなか流暢な日本語で、

とある会社に振り込みをしなくてはいけないけど、

何度やってもATMの機械は途中でスタートに戻る、とのこと。

じゃぁ、もう一度やってみてください、と私。

そしてここから、中東男性との大奮闘が始まった。



中東男性は、何十回やっても振り込み出来ないので

かなり精神的に追い詰められていたらしく、

なぜ、何度やっても出来ないかというボタン操作の過程を、

なんとしても私に見てもらいたくて実践してくれるのだ。

”このボタンをオシテ、次にこのボタンをオシテェ、

それからこのボタンをオシタのに、ホラ!ホラネ!

マタ!スタートニモドリマス!” と。

実践してくれるのはいいけど、

中東男性は何十回もやってるから慣れちゃってて、

全国カルタ大会のチャンピオンのごとく、

目にも止まらぬ速さで手を出してボタンを押すから

どのボタン操作のミスでスタートに戻るか全く見えない。

私も突然の頼まれごとなので、

目の準備が出来ていなくて、

恐ろしい速さのボタン押しについていけない。

そうして、やっと3回目の彼のデモンストレーションの時に、

「詐欺の振り込みではない」とかなんとかで、

このまま操作を「続ける」「中止する」のところで、

「中止する」のボタンを押しているのが判明!

これ押しちゃぁ、ここでストップするんです!と叫び、

ここからは私が主導権を握らねば! と決意し、

狭いATMのスペースに私は半身、割り込んだ。



とりあえず、私のリードの元、

振り込み先の銀行名までたどり着いた時、

日本語が読めないから、支店名がワカリマセンと言って、

振込先などが書いてある書類を渡してくれた。

その書類がまたややこしく書いてあり、

どこに支店名が書いてあるかわかりづらい。

私が必死に文章の解読をしている時に、

また中東オトコは、カルタ取りの速さで

勝手にボタンを押しまくるから、

またスタートに戻ってしまう。

ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと!

勝手にボタンさわるな!と心で叫び、

書類を読みながら、同時に、必死に身体で押して、

中東オトコの腕の動きを止める。

ようやく支店名を見つけ出し、無事通過。

次に、振り込み先の会社名を入れるところで

画面いっぱいに広がった50音順の文字を、

「か」、、「ふ」、、「”」、、と押していると、

中東オトコは、振込先の会社名は知っているので、

「あ」ハ、ココデスネ! と言って、

私の脇腹のすき間から

恐ろしい速さで手を出してボタンを押す。

それが間違ったボタンを見事に押すから、

ちょっとぉぉぉ!それ違うし、

まだ「かぶしき」しか入れてないんだから

勝手に手を出すんじゃない!!!

と口には出さないけど、心で叫んで、

急いで訂正ボタンを押し、

次に進むと、また彼は手を出して違う文字を押す。

繰り返す事、4回。

せっかちなのか、焦っているのか、

なんせ中東オトコの手の動きは恐ろしく早い。

私がグイグイ彼の身体を押しつぶすようにして

身動き出来ないようにせねば!と固く決意する。



とにかく、会社の10万円の振り込みという

大きな責任を負わされたので、私も必死!!!

振り込みが終わるまで、私の身体で彼の身体を押さえて

手を出させないようにしながら、

会社名から、口座番号から

書類を片手に天井に向けて

全部、ひとつひとつ大声で読み上げながら、

なんとかそこまではたどり着いた。

周りに人が少なかったからよかったものの、

第三者から見たら、ATMの狭いスペースで

日本人オンナと中東オトコ2人で繰り広げられていた

バトルのような不思議な光景だと思う。

この二人、何やってんの?

何人か立ち去った人たちに思われたと思う。



こうして、とにかく、10万円を振り込めた。

ホッ。

すると中東オトコは、振込先を保存したいと言う。

え~~、まだあるの~、、トホホ、、、

仕方なく、保存作業に移したけど、保存ができない。

初めて知ったけど、

振込先の保存って限度があって、一定数を超えると

保存が出来ないのね。

そうなると、今度は、大量に保存されている

振込先のどれかを削除しなければいけない。

私:どれ消しますか? ←半泣き

中東オトコ:たくさんあるので読んでください!

ひぇ~~💦 これ全部???と思うけどやるしかない。

またそこで、大量にある保存先の会社名を

一つずつ、私が読み上げる。

彼は「ソノカイシャは、保存オネガイシマス」

と返事する。

それを10個以上読み上げたところで、やっと

「ア!ソレは消してクダサイ!」と

泣きたいほど嬉しい返事が。

消去して、今、振り込んだ先の会社を保存。

こうしてやっとこさ開放された。

「ホントニアリガトウゴザイマシタ」

と言ってくれたけど、

本当に疲れました。

きっと20分間くらいはかかったと思う。

中東オトコが驚異的な速さの手を出さずに、

じっとしてくれていたら

きっと5~6分くらいで終わっていたと思う。

ATMを出た時、

私の額からダラダラの汗がしたたり落ち、

首も胸元もグッチョグチョに濡れて

大金の振り込みの責任と、

中東オトコとの身体を張った闘いで、

大量の汗をかいていたことに初めて気が付き、

こういうパターンの人助け?お手伝い?もあるんだな、

面白い経験しちゃったなと、

思わず苦笑してしまいました。


                   10月30日


by amicielo33 | 2020-10-30 22:37  

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