最近の出来事
2014年 06月 23日
6月に入り、発表会の準備やら、オペラに出演する踊りの準備やら、
他にも、何かわからん準備がいっきょに始まり、
もうしっちゃかめっちゃかに頭と身体が混乱している毎日が続いている。
だから、「ん~~」 っと言ってたら、すぐに3日間くらいは過ぎ、
「え~~~」 と言ってる間に10日間が過ぎ、
「ううううう~~~」 と言っている間にすでに6月の終わりになっちまったのです。
発表会の準備は本当に大変だ。
生徒側は、緊張・不安・焦り・必死・そしてワクワク感 でいっぱいだと思う。
本番まで、とにかく、練習 練習 また練習 のみ。
先生側といえば、とにかく、タ・イ・ヘ・ン。
指導以上の、強い強い忍耐力と、そして決してへたばってはいけない体力が必要だ。
特に毎週末は、クラスも含めて朝から10時間の連続指導で、
最後の方は頭がくらっくらして、瞳孔開きっぱなしになるけど、
なぜか目玉の奥はギンギラギンになる。
あと本番まで約1ヵ月。
1ヵ月後の本番の時、今、踊りも立ち位置も移動もグチャグチャな状態の生徒達が
驚くほど見事に光輝く。
1ヵ月って、あっというくらいに短いんだけど、
でも、その短い1ヵ月の間に、人それぞれの頑張りが、
驚くほどに技術や表現や人間性を成長させ、そして花を咲かせる。
それを目の当たりに見える発表会という行事は
指導者にとって、本当に本当に準備で大変なのだけど、
最後には、その大変さを一瞬にして忘れさせ、
その何十倍もの感動を、生徒達からプレゼントしてもらえる、
とっても幸せな行事なのだ。
さぁ!あと1ヵ月! がんばるど~~!!!
さて、次の話題。
もう、私のスタジオをやめてしまったから書いていいかな。。。
今ままで何百人という、フラメンコの練習生を指導してきたけど、
この生徒は初めてのパターンだったので、
実に印象深い、いや、一生忘れられない生徒だったので、ぜひ書きたいと思う。
その生徒は、人としてとても礼儀正しく、実に賢い人で、
そしてとっても頑張り屋さんで、忙しい仕事に就いていたので休みもよくあったけど
6年もの間、スタジオに通ってくれた。
彼女が習い始めの頃、そう、まだ入門クラスにいた頃のある日のレッスンをしていた時、
彼女は常に、パソを間違えたり、音の取り方を完全に間違えるので、
「△×さん、そこの足、違ってますヨ」 と注意すると、
『先生、私はあっているんです。 先生とみなさんが間違っているんです』
と言われ、思わず、あ、そーですか、スンマセン、と返事をしてしまったくらいに
当然として言われたので、それからは彼女はこういう冗談を言う人かと思うようにした。
しかし、冗談ではなく、ホントにそう思っている事が、
その後、事あるごとに見えてきた。
クラスの進級では、入門クラス→初級クラス という段階で、
基礎の基礎をちゃんと積み上げないと、その次の基本1に入ったら困りますヨ、
と一応アドバイスはしたのだけど、
まだまだ彼女がそのクラスで習得出来ていない状態でも
『進級をしますから』 と、私の反対を押し切り、自ら進級していった。
最終的に、彼女は基本1クラスにいたのだけど、
あ~あ、言わんこっちゃない、と、私は毎回のクラスで身をよじって見ていた。
技術的な事はもちろん出来ないだけでなく、
入門者がマスターしなければいけないレベルの、
コンパスのどこが12で、どこが10かという、最低限のことですら
根本的なコンパスを聞こうとしないから当然リズムに入らない。
あ~も~ど~すりゃいいの~~~~~ と、私は本当に頭を抱え込んでいた。
そんな状態で今年に入り、
ブエルタ(回転)の入るパソをクラスでやっている時、
当然、私の注意を聞かないで、ありえない危険な方法で回転をしていた。
とにかく彼女がやると、全身の筋力でひっくり返って、頭を床に強打して
死に至りそうで恐ろしくて見ていられない。
ましてや、他の生徒にぶつかったら、絶対に大怪我につながる。
もう最大危険赤信号がピッカピカ状態だったので、
「△×さん!そのやり方、間違ってますよ!危ないからやめなさい!」
と言っても、もちろん聞かないで、グワングワンと恐ろしい回転もどきをする。
誰かが大怪我をしそうで、恐ろしくて恐ろしくて、
「危ないからやめなさい!」と、こっちも必死に注意する。
すると彼女は突然仁王立ちにになり、
『 先生!!! 私ばかり注意しないでください!!!
私はあっているんです!!!
今だって、たまたま苦手な方向に回っているだけなんです!!!
反対側なら出来るんです!!!
他の人だって、出来てないじゃないですか!!!』
と、一喝された。
一瞬、ハァ?っと、思ったけど、
その直後、私は、 「お~~~すげ~~~・・・・」 っと、
思わず感動をしちゃったのである。
ここまで自分のやっている事に自信を持てる、
そのプライドに感動したのである。
しばらくの間、彼女のプライドが私のツボにはまって、プチ感動が続いていたのである。
で、、、、その後も、彼女は彼女なりの方法でレッスンを受け、
発表会にも出ますと言った。
リズムがわからない、リズムが聞けない、足も身体も動かない、
そして注意を聞かない、という彼女に
どうやって、今やっている踊りの練習をさせたらいいのだ~!?と、
日々頭をかかえて悩み倒していた。
そして先月、発表会で踊る曲の練習をやっている時、
毎度の注意で、「リズムを聞いて足を入れないとだめでしょ」と言うと、
彼女は 『みんなと一緒に踊れば、踊れるんです!』 と言う。
しかし、いっくならんでも、舞台の上でこれじゃぁダメでしょと
クラスの中で大量の時間を使って彼女の特訓をせざるを得ない状態になり、
指導者の注意は聞かないけれど、気遣いはする人なので
結局、『みなさんに迷惑かけるようなのでやめます』、と
発表会はもちろん、ここのスタジオをやめていった。
この6年間、彼女に対して嫌いなんていう思いは一度もしなかった。
だって、フラメンコを勉強したいという気持ちは確実に強くあって
クラスはちゃんと6年の間、確実に続けてきてくれたから。
しかし、これほどまでに 【自分のやっている事は、絶対に正しい】
高いプライドを持つ生徒に初めて出会ったので
私の指導人生で、一生忘れられない生徒になったのは確実だ。
さて今回の最後のお話。
今年4月2日に、生徒・仁田友美が出産した咲希ちゃんはスクスクと育ち、
先月、そう、咲希ちゃんも生後 わ・ず・か 1ヵ月経ったところで
もう早や、スタジオデビューを果たした。
生後1ヵ月って、小さくて小さくて、ホントに小さくて、
たまらなく愛くるしい。
しっかりおメメを開いて、「な、な、なに?」 と私を見てます
スタジオデビューを果たした日から今も、
毎週水曜日に必ず、にっちゃんお母さんと共にスタジオ通いをしている。
次回、また小っちゃい小っちゃい咲希ちゃんの別の写真を載せますね~。
はやく水曜日がこないかな ルンルン
今日のブログはバラバラな話題になりました~。
んじゃまた!
6月23日
他にも、何かわからん準備がいっきょに始まり、
もうしっちゃかめっちゃかに頭と身体が混乱している毎日が続いている。
だから、「ん~~」 っと言ってたら、すぐに3日間くらいは過ぎ、
「え~~~」 と言ってる間に10日間が過ぎ、
「ううううう~~~」 と言っている間にすでに6月の終わりになっちまったのです。
発表会の準備は本当に大変だ。
生徒側は、緊張・不安・焦り・必死・そしてワクワク感 でいっぱいだと思う。
本番まで、とにかく、練習 練習 また練習 のみ。
先生側といえば、とにかく、タ・イ・ヘ・ン。
指導以上の、強い強い忍耐力と、そして決してへたばってはいけない体力が必要だ。
特に毎週末は、クラスも含めて朝から10時間の連続指導で、
最後の方は頭がくらっくらして、瞳孔開きっぱなしになるけど、
なぜか目玉の奥はギンギラギンになる。
あと本番まで約1ヵ月。
1ヵ月後の本番の時、今、踊りも立ち位置も移動もグチャグチャな状態の生徒達が
驚くほど見事に光輝く。
1ヵ月って、あっというくらいに短いんだけど、
でも、その短い1ヵ月の間に、人それぞれの頑張りが、
驚くほどに技術や表現や人間性を成長させ、そして花を咲かせる。
それを目の当たりに見える発表会という行事は
指導者にとって、本当に本当に準備で大変なのだけど、
最後には、その大変さを一瞬にして忘れさせ、
その何十倍もの感動を、生徒達からプレゼントしてもらえる、
とっても幸せな行事なのだ。
さぁ!あと1ヵ月! がんばるど~~!!!
さて、次の話題。
もう、私のスタジオをやめてしまったから書いていいかな。。。
今ままで何百人という、フラメンコの練習生を指導してきたけど、
この生徒は初めてのパターンだったので、
実に印象深い、いや、一生忘れられない生徒だったので、ぜひ書きたいと思う。
その生徒は、人としてとても礼儀正しく、実に賢い人で、
そしてとっても頑張り屋さんで、忙しい仕事に就いていたので休みもよくあったけど
6年もの間、スタジオに通ってくれた。
彼女が習い始めの頃、そう、まだ入門クラスにいた頃のある日のレッスンをしていた時、
彼女は常に、パソを間違えたり、音の取り方を完全に間違えるので、
「△×さん、そこの足、違ってますヨ」 と注意すると、
『先生、私はあっているんです。 先生とみなさんが間違っているんです』
と言われ、思わず、あ、そーですか、スンマセン、と返事をしてしまったくらいに
当然として言われたので、それからは彼女はこういう冗談を言う人かと思うようにした。
しかし、冗談ではなく、ホントにそう思っている事が、
その後、事あるごとに見えてきた。
クラスの進級では、入門クラス→初級クラス という段階で、
基礎の基礎をちゃんと積み上げないと、その次の基本1に入ったら困りますヨ、
と一応アドバイスはしたのだけど、
まだまだ彼女がそのクラスで習得出来ていない状態でも
『進級をしますから』 と、私の反対を押し切り、自ら進級していった。
最終的に、彼女は基本1クラスにいたのだけど、
あ~あ、言わんこっちゃない、と、私は毎回のクラスで身をよじって見ていた。
技術的な事はもちろん出来ないだけでなく、
入門者がマスターしなければいけないレベルの、
コンパスのどこが12で、どこが10かという、最低限のことですら
根本的なコンパスを聞こうとしないから当然リズムに入らない。
あ~も~ど~すりゃいいの~~~~~ と、私は本当に頭を抱え込んでいた。
そんな状態で今年に入り、
ブエルタ(回転)の入るパソをクラスでやっている時、
当然、私の注意を聞かないで、ありえない危険な方法で回転をしていた。
とにかく彼女がやると、全身の筋力でひっくり返って、頭を床に強打して
死に至りそうで恐ろしくて見ていられない。
ましてや、他の生徒にぶつかったら、絶対に大怪我につながる。
もう最大危険赤信号がピッカピカ状態だったので、
「△×さん!そのやり方、間違ってますよ!危ないからやめなさい!」
と言っても、もちろん聞かないで、グワングワンと恐ろしい回転もどきをする。
誰かが大怪我をしそうで、恐ろしくて恐ろしくて、
「危ないからやめなさい!」と、こっちも必死に注意する。
すると彼女は突然仁王立ちにになり、
『 先生!!! 私ばかり注意しないでください!!!
私はあっているんです!!!
今だって、たまたま苦手な方向に回っているだけなんです!!!
反対側なら出来るんです!!!
他の人だって、出来てないじゃないですか!!!』
と、一喝された。
一瞬、ハァ?っと、思ったけど、
その直後、私は、 「お~~~すげ~~~・・・・」 っと、
思わず感動をしちゃったのである。
ここまで自分のやっている事に自信を持てる、
そのプライドに感動したのである。
しばらくの間、彼女のプライドが私のツボにはまって、プチ感動が続いていたのである。
で、、、、その後も、彼女は彼女なりの方法でレッスンを受け、
発表会にも出ますと言った。
リズムがわからない、リズムが聞けない、足も身体も動かない、
そして注意を聞かない、という彼女に
どうやって、今やっている踊りの練習をさせたらいいのだ~!?と、
日々頭をかかえて悩み倒していた。
そして先月、発表会で踊る曲の練習をやっている時、
毎度の注意で、「リズムを聞いて足を入れないとだめでしょ」と言うと、
彼女は 『みんなと一緒に踊れば、踊れるんです!』 と言う。
しかし、いっくならんでも、舞台の上でこれじゃぁダメでしょと
クラスの中で大量の時間を使って彼女の特訓をせざるを得ない状態になり、
指導者の注意は聞かないけれど、気遣いはする人なので
結局、『みなさんに迷惑かけるようなのでやめます』、と
発表会はもちろん、ここのスタジオをやめていった。
この6年間、彼女に対して嫌いなんていう思いは一度もしなかった。
だって、フラメンコを勉強したいという気持ちは確実に強くあって
クラスはちゃんと6年の間、確実に続けてきてくれたから。
しかし、これほどまでに 【自分のやっている事は、絶対に正しい】
高いプライドを持つ生徒に初めて出会ったので
私の指導人生で、一生忘れられない生徒になったのは確実だ。
さて今回の最後のお話。
今年4月2日に、生徒・仁田友美が出産した咲希ちゃんはスクスクと育ち、
先月、そう、咲希ちゃんも生後 わ・ず・か 1ヵ月経ったところで
もう早や、スタジオデビューを果たした。
生後1ヵ月って、小さくて小さくて、ホントに小さくて、
たまらなく愛くるしい。
しっかりおメメを開いて、「な、な、なに?」 と私を見てます
スタジオデビューを果たした日から今も、
毎週水曜日に必ず、にっちゃんお母さんと共にスタジオ通いをしている。
次回、また小っちゃい小っちゃい咲希ちゃんの別の写真を載せますね~。
はやく水曜日がこないかな ルンルン
今日のブログはバラバラな話題になりました~。
んじゃまた!
6月23日
by amicielo33 | 2014-06-23 21:31