スペイン国立バレエナショナル 第2弾
2013年 02月 11日
あ~あ、先週の火曜日に、待望のスペイン国立バレエのBプログラムを見に行ってから
1週間経っちゃった。。。
実は、、、
Aプログラムを見て、「セビリア組曲」の素晴らしさにすっかり興奮して、
Bプログラムの内容を、すでにいくつか見て知っているにもかかわらず、
アホな私は、なぁ~~~~~~んにも考えず、単純に期待を胸に膨らませ、
わーい! またバレエナショナルが見られるゾ!と、
ツーステップ&スキップして、渋谷オーチャードホールに入り、
わーい!わーい! 早く始まんないかなぁぁ~と、ウズウズしていたのであります。
が、、、、、 (._.)
始まってから、最初の演目の「ホタ」は見たものの、、、、
ほとんど、、、、、
寝てしもうた。
高いチケットなのに、、、、あーーもったいない。
私がスペインに留学した最初の約1年は、マドリッドで勉強した。
その時に、もちろんクラシコエスパニョールも、そしてホタの授業も取っていた。
そのホタのクラスには、今は亡き、ホタのグラン・マエストロである、
〝ペドロ・アソリン″が指導をしていて、彼のマジックのような動き、
磁石のマイナス同志が反発しあう動きと、くっつき合うような不思議な動きを、
クラスの間で一瞬でも見れたら、
なんじゃこりゃ! すっごいなぁ~! と、痛く感動したっけ。
クラスには、「え~!セビージャにいるバリバリのフラメンコの踊り手じゃないの!」
というフラメンコの男の子達が、わざわざマドリッドのアモール・デ・ディオスに
ホタやクラシコを勉強しに、わんさと来ていた。
フラメンコだけ踊れてもスペインでは通用しない。
“やっぱり、プロになるためには、全てにおいて勉強をしっかりしているんだなぁ”
と、心から感心したのを覚えている。
マドリッドに、「サルスエラ」というスペインオペラがあって(楽しいヨ。チャンスがあったら
ぜひ見てネ!)その数々の作品の中で、よくホタが踊られるので、その仕事を獲得するためや、
すでにプロとして活躍しているクラシコのダンサー達がクラスの大半を占めていた。
それよりも、Bプログラムでホタを見た人、特に遠目から見た人は、
それほど感動しなかったと思う。
見た目、派手そうで、地味。
いっぱい動いているけど、、、一種の民族舞踊じゃん、 くらいの感じに見えたと思う。
でもね、でも、でもね!!!
実際、ホタを踊ると、 死ぬよ。 ホント。
一瞬たりとも、地球に体重を乗せちゃいけないので、慣れないとすぐに呼吸困難になって、
死に際までいっちゃうよ。
クラスでは、プロや、半プロの生徒たちに交じって踊らされるので、
新人の私などが、ちょっとのパソで、アヘアヘの犬呼吸でいると、
アソリン先生がそれを見て 「オマエ、なにやってんだ~~~!!続けろ~~!!」と
思いっきり怒鳴る。
左右からは、ミサイルのような速さ+目の高さに及ぶジャンプをしながら、
男の子も女の子も、ビュンビュン飛んでくるので、
アソリンの恐ろしさと、みんなのミサイル動きに居場所を失い、戦場で逃げ惑う兵士のように、
ウギャ~~~~~!!!こわいよ~~~~!!! ダジゲデ~~~!!!と、
逃げまくり、壁に張り付き、
あ~、今日も恐ろしいクラスだった。。。(*_*; と疲れ果てて毎回スタジオを出ていた、
そんな思い出を、ぐるぐると頭に思い浮かべながら、Bプロのホタを見た。
だから、彼らのホタをあれだけ踊る大変さがわかるので、見ただけでグッタリ疲れてしまった。
ホタで、少し盛り上がったものの、、、その後のファルーカ。
言っちゃ悪いけど、、、、ねぇ。。。。
まぁ、フラメンコを知らない方は、このファルーカに大興奮して、大拍手してたけど、
いくらなんでも、この時代に、あの振り付けのファルーカ。。。。
伝統を守って、昔の作品をそのまま伝えにゃぁ、としたいのだろうけど、
バレエナショナル、このままでいいのぉ?? と言いたい。
ファルーカが始まってすぐに、眠気が襲ってきて、半分は夢の中で見た。
私の勝手な想像で、芸術監督であり「セビリア組曲」を振付けたアントニオは、
このファルーカの手直しをしたいんじゃないかなぁーと思う。
ぜひ、聞いてみたい。
ボレロは、群舞の美しさで、まぁバレエナショナルらしくていいね。
そしてそして、ここで私は怒りたかった!!!
なんで、
あの、
クソ(ごめん!)長くて、
クソ(ごめん!)暗くて、
クソ(ごめん!)重い、
《メデア》を最後にもってくるのだ???
もう、くっらいし、しっつこいし、なっがいし、、、
ほとんど寝てたけど、ひと眠りしても、まぁ~だやってるし。
寝ないで、ちゃんと見た方はエライ! 私だけ?文句言ってるのは。
ここで急に書くのが めんどーになってきた。
ということで、期待とは裏腹に、なんだかカクッと気が抜けたような感じでBプロを見て、
Aプロの余韻をもう一度、よみがえらせて、
もう一度見たい!「セビリア組曲」 ということで、
今回の、スペインバレエナショナル鑑賞は、幕を閉じたのであります。
2月14日 あ、バレンタインだ 忘れてた('_')
by amicielo33 | 2013-02-11 19:10