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   リサイタル諸々のお話

10月27日に、私のリサイタル公演が終了いたしました。

観に来てくださった皆さま、本当にどうもありがとうございました。

死ぬほど大変だったリサイタルが終わり、死ぬほど大変だった事務仕事も終わり、

今日は本当にひさしぶりに時間が出来たので、

リサイタルについて書きたいと思います。



今年の2月に、急にリサイタルをやらねば!と思い立ち、

ラッキーにも10月27日に劇場、座・高円寺2に空きがあったので予約を入れた。

それでゴーサインが出た時から、リサイタルが終了するまでの6か月間、

よぅまぁこれだけ頭を使ったと思う位、寝る時間以外は、

考え、考え、考え、悩み、悩み、悩み、唸り続けた日々。。。



2年前に母を亡くし、亡くしてから初めて、

子供達に全ての愛情を注ぎ続けてくれていた事を知り、

亡くしてから、母に強い感謝の気持ちがつのり続け、

それをきっかけに、友人、生徒、そして世間一般の

母と子の関係についてかなり気になり、

そして考えさせられるようになった。

そして、特別な場合を除いて、、、

世の中の母親が子供達に注ぐ愛情は、

計り知れないほどの強いものであり、

私は子供を持てなかったけれど、子供が育ち、そして母となり、

そして子供に全ての愛情をかける、

”母の愛情は永遠である” というメッセージを作品にしたいと思ったのだ。




「完全なる創作でないと、このメッセージは伝えらえれない」と、

毎回作品を創りながら、この言葉を思い知らされた。

この部分に、フラメンコの、例えばソレアやアレグリのパソを入れ込んで、

何の意味を果たすか、、、

この部分に、この動きと音を入れて

何の意味につながるのか、、、

一つ一つの動き、音、振り付けに、メッセージに直結する意味がなければ、

表面を飾っただけの、内容のないものになってしまう。

だから、作品の最初から最後の一振りまで、

全てが意味のあるものでなければならなかった。

だから、意味のもたないものは全て削り落として、

そして、絶対に必要な振付け、音、表現、

そしてそれを最大限に伝えてくれるカンテとギターが必要だった。

作品の中のカンテは、全て、その場面の状況と感情を強く歌い現わす内容だった。



特に、振付に関しては、全てが実際の経験談から振付けた。

もちろん、私の経験も、そして出演者の経験も、友人の経験も全て、

実際の生の実体験を基に、振付けた。

一つ一つの動きに対して、どんな気持ちか、どんな感情か、

などを詳しく聞きながら振付けていった。

だから、実体験が大元で、そこから生まれる感情を

フラメンコで表現したのだ。



なので、典型的なフラメンコの踊りを観れると期待して来てくださった方には、

申し訳ないけれど、真逆のものであった。

作品の後は、もちろん純フラメンコを踊って華やかにしたけど。

でも、今回の作品で、何としても私はそのテーマを伝えたかったし、

そして心血を注いで作品に取り組み、出演者全員が、私の意図する事と気持ちを

完全に受け取って、全身全霊で作品に挑んでくださった事には、

一生忘れないくらいの強い感謝の気持ちでいっぱいである。




「舞台」という空間の場を使って、きちんと計算して作られた、

演出、構成、振付け、そして何よりも「作品に対する想い」を、

「作品」として創り上げ、

その作品から、どれだけフラメンコを感じ、フラメンコでしかわからない

フラメンコの感情を感じてもらえるか、

それがフラメンコの舞台芸術の面白さだと思う。


私の人生、スペインのフラメンコに近づけるかだけにひたすら費やしてきた。

もちろん、これからもそれは決して失ってはいけないけれど、

”私にしか出来ないフラメンコ” にこれからも挑戦しようと思う。

舞台での作品を創るのは、めちゃめちゃ難しい。

何度も失敗し、駄作も多々作ってしまう。

しかし、「持続は力なり」。

私の作品、私のフラメンコを応援してくださる方々のために

また頑張ろう!と思う。



今度は、お正月恒例、エスペランサでの3日間行われる新春ライブ。

これは完全なフラメンコナンバー。

さぁ、純フラメンコのスイッチに切り替えて頑張ります!

新春ライブ、ご都合よろしければ見に来てくださいね!

次回もどうぞよろしくお願いします。


                          11月5日
















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by amicielo33 | 2017-11-05 21:15