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        Facebookにふりまわされた1ヶ月

ずっと断り続けてきたFacebookだったけど、

1ヶ月前に、バッタリと超久しぶりに会ったスペイン人アーテイスト(オトコ)に言われた。

「AMI!生きていたのか?

今の世の中、特にアーティストたちは、Facebookなしでどうやって生きていくんだ?

一日も早く始めないと忘れ去られるゾ」 と。



さすがにこの一言は、ズシッと心に刺さり、

やっぱ始めないと、世の中から完全に忘れられるんだとミョーに納得し、

それでイヤイヤながらも、ついに始めたのだ。


わからない事ばかりなので、こういう事にやけに詳しい生徒達や友人たちから

詳しく教えてもらって、死にもの狂いで内容を書き入れて、

やっとこさスタートラインに立った。

でも、Facebookの中の、自分はどこにいて、何を見ているのか、

この友達とやらはいったい誰なのか、

何もかもが、よくわからず、

へんなところを押して、突然、いろんな人から連絡が来て焦りまくったりして

冷汗かきながら最初の半ヶ月を過ごしていた。



そうこうしているうちに1ヶ月が経ち、

なんとなく慣れてきて、どういう仕組みか、どのように付き合えばいいのかがわかってきた。

そして、(もう)ハッキリと答えが見えてきたのだ。


やっぱり、私はこういう事は苦手だぁ~~~、ってこと。


もの凄いスピードで毎日毎日、色んな人のニュースやお知らせが大量に入ってくる。

それはそれで、誰が何をしているか、わかっていいんだけど、

”じっくり向かい合って、とことん理解できるまで話を聞きたい” と、

何ごとにおいても、「時間をかけてとことんタイプ」の私には、

携帯やPCの画面にすごいスピードでバンバン入ってくるお知らせに追い付いていけず、、、

実は、もう疲れちゃって、見るのが億劫になっている。

もちろん、多くのスペインのフラメンコアーティスト達が載せてくれる

生のフラメンコや、超懐かしの貴重なフラメンコ映像を毎日、

思う存分見たり聞かせてもらえるのだけは、心から感激だし、

ここで、Facebookという存在に感謝したいと思う。

でも、昔は、こういう貴重なものを求めて、スペインで苦労して苦労して探し求め、

やっと出会えた時の喜びと感動は、Facebookで1秒で知る事のできる感動より、

1000倍の感動に値するものだったっけ。



とにかく、多くの人がFacebookやってても、私みたいな人もきっと多くいるはずだから、

これからはこういう人達を見習って、

気が向いた時だけ、そして必要な時だけ利用させてもらって、

そして興味のある事はありがたく拝見・拝聴させていただいて、

新しい世界と、つかず離れずの距離をうまく保っていこうと思う。



って、今日は本当は、別の事を思い切り書きたかったのだけど、

Facebookの事を書き始めちゃったから、

こんな変な文章になっっちゃった。。。 あ~~あ。

とにかく20016年の11月はFacebookに振り回されましたぁ。


                         11月30日











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by amicielo33 | 2016-11-30 21:27  

   私の大好きな堀越千秋さん

堀越千秋さんが、今朝、天国に逝ってしまった。

偉大なる画家であり、陶芸家であり、そしてフラメンコの特別なアフィシオナードだった。

私の大好きな、大好きな、大好きな、堀越千秋さん。

ガハハハと大きな声で笑う、千秋さんの顔と声がいつでも目と耳に甦る。

アーティストとして、そして人間として、人々が彼を身近に親しめ、

そして惚れ込む魅力を持つ千秋さんだった。



私がスペインに留学して、最初のマドリッド生活の頃、

少しでもお金はレッスン代に回したいので、

食費はケチりにケチって、まずいパンをかじる毎日で、

和食、そして白いご飯を食べるなんて夢の夢だった。

そんな時に、なぜか千秋さんが現れて、

私に、「白い飯?そんなもんも喰ってないの???

それじゃあダメだよ。白い飯、一緒に喰いに行こうよ」と言って、

初めて日本食屋さんに連れて行ってくれたのが、千秋さんだった。



それからは、千秋さんの話が面白くて、興味深くて、人間的に実に魅力的で、

時間さえあれば、マドリのティルソデ・モリーナにある、千秋さんのアトリエに

いつもいつも遊びに行っていた。

そして、いつもいつも、芸術についての大胆な発想や、芸術感を聞かせてもらい、

いつもいつも、フラメンコについてのお叱りを受け、

いつもいつも、アグヘータ一族についての話を聞かせてくれ、

時には、アトリエに遊びに来たアグヘータの生カンテで踊らされたりしたっけ。

             
 まだ二人とも若い!
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私がセビージャに移動してからも、千秋さんはアグヘータに会いに、

頻繁にセビージャ、へレス、ロタに通っていたから、千秋さんに会う機会がよくあり、

そして千秋さんがいる所に、日本人もヒターノ達もみんなが自然に集まってきた。

そんな、実に魅力的な人だったのだ。



私が日本に戻ってから、千秋さんと会う回数は減ってしまったけれど、

会わなくても、いつもいつも、会いたいなぁと思う人だった。

そう思っていたら、四谷駅の改札でバッタリ出くわしたりして、

私が「千秋さんに会いたいと思ってたら、会っちゃった」と言うと、

「え?そんな事思ってくれてんの?ホントかよ。うっれしいねぇ~」

ガハハハハと、人々がビックリするくらいの大笑いをし、

「個展やるから、嫁の親にその金をせがみに四谷に来たんだけどさ、

ここでアミちゃんに会えたから、金はあきらめてその辺で飲もうや」

と、いつも豪快かつグラシオソな千秋さんの言動に笑わされた。



もうちょい年を取ってからの記念写真!
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千秋さんを知らない人が、「堀越さんてどんな人?」と私に質問されたら、

「大~~好きな人!」と開口一番に言って、それから千秋さんについての説明は止められない。

私にとって千秋さんは、大海原のようなイメージの人で、

いつもガハハハと笑いながら、両手を広げて、その腕の中にいる我々を見ている、

そんな、大きな器の、ダイナミックな男性なんだけど、

でも女性には実に優しくて、信じられないくらいにマメで(笑)、

女性から見ると、実にチャーミングでかわいい男性だった。



そして、、、

私はずっと長い間、”堀越千秋に認めてもらえるフラメンコ” を

いつの日か必ず踊ってやる!と、私の心の目標にしていた。

どれだけカンテが重要で、カンテわからなきゃフラメンコなんて踊れねーと、

昔はよくお叱りを受けた、そのお叱りが、どれだけ私の中で肥やしとなり、

一生かけて達成しようと思った、私のフラメンコの最大の目標となったことか。



千秋さんは、2013年に大腸癌が見つかり手術をして、その時点でステージ4だったとのこと。

そしてお医者さんや周りの方々に再三にわたり、抗がん剤の治療を勧められたのに、

断固として拒否して、

「こんなものを飲んだら絵なんか描けない」と言ったそうだ。

そして昨年12月に癌が再発し、食事療法なども試みたけれど、

それまで以上に仕事に没頭したそうだ。誰にも止められない程鬼気迫るものだった、とのこと。

9月に熱が下がらないまま、アルタミラの洞窟の取材の仕事でスペインに行き、

そのまま最後の場所にスペインを選んだ、、、と、

千秋さんをずっと支えてきた彼の大切な親友に、この事を教えてもらった。

でも、今は、癌の痛みと苦しみから解放されて、

天国でまた、大好きなへレスのシギリージャやソレアと共に過ごし

思い存分に絵を描いているのだろうと思う。



堀越千秋さん、いつもペラッペラのシャツとステテコみたいなのを、

場を選ばず、どこでも平気で着てたのに(笑)、

中身はダンディーで豪快で、最高にチャーミングで素敵な人でした!

大海原のような堀越千秋さん、本当に魅了的な人でした。

どれほど、千秋さんを通して、「人間」を学ばせてもらった事か。

私も千秋さんをよく知る人達全員が、千秋さんの人間性に惚れ込みました。

永遠に、千秋さん、大好きですよ!

私も頑張って天国に行けるようにするので、

また会えるのを心から楽しみにしてますね。

                           11月1日
















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by amicielo33 | 2016-11-01 23:47