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    Vol.1 終わりました!

  【私がフラメンコの留学で スペイン・アンダルシア地方のセビージャの街に

  住み始めたのが27年前でした。 

  あの時代から今日まで スペインのフラメンコの世界にも流行が起こり 
 
  特にフラメンコ舞踊では 昔と今では踊るスタイルが全く違います。

  今では 女性も男性のように踊り 男性も 時には女性のように踊り 
  
  さらに ものすごく難しい技、技、技、満載の踊りですが 昔は とてもシンプルでした。

  女性は女性らしく そして男性は男性ならではスタイルで踊る それが当たり前でした。

  そしてシンプルな故に 踊り手は 踊りながらカンテを楽しみ カンテを味わい 
  
  カンテを感じ そして カンテに応える そんな踊りでした。

  なので それが 踊り手の強い個性となって光り 
  
  観ている人は 踊り手のそんな個性や フラメンコ性に 感激するだけではなく

  踊り手の魂が 観ている人の心に 響く・・・  そんなフラメンコの踊りでした。


  幸運にも私は 良きフラメンコの時代にセビージャに住み 
  
  彼らのフラメンコと芸術を日々追いかけ この目と耳と心で 学びました。

  時代の流行で 自分の踊るスタイルを変えなけれないけない事もありましたが
  
  私にとって あの最高のスペインのフラメンコは 今でも鮮明に 焼き付いています。

  
  ‶あの時を忘れてはいけない”  ‶あの最高のフラメンコを 決して忘れてはいけない”

  いつも いつも 強く思います。  

   
  スペインの良き時代のフラメンコを思い出しながら  少しでもそれに近づけたら・・・と

  そんな想いを 今回の舞台では お届けしたいと思います】



と、まぁ こんな長い演説を、舞台しょっぱなの、ROMANCE(ロマンセ) という前奏の後、

ギター演奏がバックで流れる中、まるで選挙演説のように、長々と話しちまった。

2日目には、この話の前後に拍手が起きてビックリ! いやいやこれは嬉しかったなぁ。

せっかく、台詞を考えて、必死に話す練習したので、そのままお蔵入りはもったいないので

記録で、ブログに書いておこうと思ったのだ。




そう、私が27年前にセビージャに住み始めた時代の、

フラメンコならではの味が凝縮されたフラメンコを、

日々学び、日々彼らのフラメンコを少しでも吸収しようと、

走り回って、フラメンコのある場所に駆けつけていた。

インターネットもスマホ何もなかったから、学べる手段は、「自分の目と耳と感性」のみ。

貪欲に、本当に貪欲に、学んだ時代だった。

そんな昔を思い出して、あの時代のフラメンコに近づきたい一心で作った舞台。




今回は、4曲フルで踊り、その間にカンテとギターもたっぷり入れてもらい、

計90分の舞台になった。

‶よく、体力持ちますねぇ~” と感心されるけど、

踊っても疲れない理由。。。

それは、歌い手がとっ~~てもイイからだ。

今回の歌い手であるDiegoは、とてもカンテが上手い。

そう、、、とても正確で、キチンと歌い、そして味もたっぷりあり、知識も豊富。

何よりも、ものすごく心を込めて、

心からの感情で歌ってくれる、そんな素晴らしい歌い手だ。




踊り手の立場として、バックでとてもいいカンテを歌ってくれると、

自然と、自分の耳が100% カンテに聞き入り、

本当にカンテしか耳に入らなくなり、舞台で踊っている事も、

お客さんがいらっしゃることも忘れてしまい(すみません!) 

踊りながら感動したり、泣きそうになったり、

喜びで震えそうになったりする。

だから、カンテに身を任せているから、力が必要ないのだ。

エスコビージャは、必要なところだけ力を入れればいい。

もちろん、踊り慣れていない曲などは、無意識に力が入ったり、踏ん張ったりして

必要のない力で疲れるし、ハァハァと息も上がるけど。

それでも、素晴らしいカンテを歌ってくれると、カンテ部分は身を任せられる。

さらにDiegoの事が続くけれど、今の時代、あれだけしっかりと、

安定したベースのパルマを維持してくれる歌い手は、なかなかいない。

なので、実に安心して踊れる。 踊る側として、本当にありがたい。




こうして、Diegoの大きな助けと、ギターのノリさんの協力で、

本気勝負の舞台が出来た。

来月末にもう Vol.2 が迫っているので、今回のと全く違う感じの、

面白いものを作らねば!と、

先週の舞台が終わった次の日から、

またまた頭を抱え込んで、焦りまくる日々が始まっている。



観に来てくださった方々、そして遠方からもたくさんの方々が来てくださって

本当に感謝の気持ちで一杯です。

どうもありがとうございました。

また、10月31日と11月1日にも頑張ります!!!




大変な重病になってしまって、今回の舞台に来れなかったU子ちゃんという生徒が、
自宅のベランダから、舞台の成功を祈って送ってくれた写真です
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U子ちゃん、貴方の想いが大きな力となって、踊れました!ありがとう!
(この気持ちに対して、ちょっと軽めの表情でごめんネ(>_<))
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                                 9月29日

     
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by amicielo33 | 2015-09-29 23:10