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      「自分を信じて」という言葉

もう終わってしまったけど、

7月25日から8月9日まで、毎日、ロシア・カザンで行われていた、

世界水泳選手権大会を、毎夜中、釘づけになって見ていた。



シンクロ競技を応援し続け、

シンクロが終わってからは、競泳になって、

これも、ひじょ~~に面白くて、毎夜、興奮して応援した。

世界で闘う、その大舞台のスタートを待つ選手たちの精神状態はどんなのだろう、、、と、

彼らの気持ちを想像するだけで、こっちが、ド緊張してしまう。



そして、とにかく彼らは美しい!!!

逆三角形の、鍛え抜かれた美しい身体に、驚くほどの柔軟性を持つ肩。

男子選手たちはみんな超ハンサムだし、

女子選手たちも、すっぴんでゴムの競技用帽子をかぶって、

お坊さんみたいになっても、美しい!

泳ぎ終わって、プールの中から、電光掲示板に写る自分のタイムを見つめ、

ニコッと笑うと、真っ白で美しい歯並びと、ステキな笑顔に、思わず癒される。



もうこれだけで、毎夜、癒されて、元気をもらって、画面に手を合わせて拝んでいたけど、

最終日にはさらに、大興奮と感動をもらえた。

400m個人メドレーで、瀬戸大也くんが見事に金メダルを獲得した。

彼は、最初の方に行われた2種の競技で完敗してしまった。

日本中から期待され、本人もそのつもりだったのだろうけど、

毎日続く、長い競泳大会のスタート地点から、これだけの悪い結果を出してしまうと、

普通の人なら、精神的に追い込まれて、立ち上がりが不可能だと思うのだけど、

大也くんは、最後の最後の土壇場で、本当に見事に立ち上がり、金メダルを獲得した。




そして、彼のインタビューの言葉で、私は生まれて初めて、ある言葉に心を動かされた。

大也君が、「最初の方で思ったように泳げず、もう落ちるところまで落ちたから、

        こうなったら、あとは思う存分やるしかない。

        今まで一生懸命にこのためにやってきた、自分を信じてやりました」 



「自分を信じて」、という言葉は、今まで何百回と、テレビや本で耳にしてきた。

それを聞くたびに、

「自分を信じるのは、自分しかいないから信じるしかないけど、、、、」、と思い、

どうしても、この言葉の真意が私にはピンとこない・・・ と、いつもいつも思っていた。




と、ここで話が飛ぶ必要があるんだけど、

9月と10月末にやる自分の舞台だけに集中して頑張るぞ!と、ブログに書いたけど、

そしてかなり集中して、ひたすら練習して、中身を作っているのだけど、、、

本音を言うと、、、、

どんどんと、自分がダメ人間に思えて、止まらないのだ。



私は、根はポシティブ人間なので、

どんなに辛いこと、苦しいことや悲しいことがあっても、

とにかく耐えて我慢すれば、いつかかならず良い方向に向かう、と思って

立ち直るのが早いのだけど、



それでも、

  「もう私はどんなに頑張っても、ダメなんだ」 002.gif

  「踊り手として、もう、期限は終わるんだ」002.gif

  「フラメンコから離れる時が、そろそろ来てるんじゃないか」007.gif

などなど、次々と、こういう考えが頭の中でいっぱいになる。



でも、ポシティブ思考は変わらないので、

心と頭が暗くなっても、 「やるっきゃない!!!」[066.gif

と、自分に言って、1日間は元気でいるけれど、

またその後、3日間はこういったマイナス思考に襲われてしまう。



7月から8月に入ってますます、

ひたすらこの 『3日マイナス思考 対 1日プラス思考』 の繰り返しに襲われる。

さらに、「昔の自分に戻って」、というのが、

今回の舞台の最大のコンセプトなんだけど、

気持ちはあるけど、本当に、昔の自分に戻れているのか、

ますます、自信がなくなり、実に情けない毎日を過ごしていた。



そんな時、この大也くんの言葉が、生まれて初めて、

スコーン!!!と、私の心に入ってきた。

そうだ、スペインのフラメンコを何としても勉強したくて、

あのセビージャの土地に住み、

情熱と熱意にあふれて、必死に、本当に死にもの狂いでセビージャで勉強してきた。

そして、セビージャの良きフラメンコ時代の最高のアルテを、

私は本当に幸運にも、実際に、目で見て、耳で聞いて、心で感じてきた。



そんな、貴重な経験を、私の心と全細胞がしっかりと記憶に残しているはずだ、

そうだ、自分を信じる、って、この事なんだ。

自分が歩み、最大の努力をしてきた、その時代を経て今の自分がいるのだから、

その自分を信じて、やらなきゃ!



と、恥ずかしながら、生まれて初めて、「自分を信じる」 の言葉が自分にリンクしたのだ。

それも、若い、若い、スポーツ選手の言葉で、

ヨレヨレになった自分を、ハッとさせてもらえるとは。



最近の若いスポーツ選手たちは、どうしてこんなに立派な言葉を

スラスラと言えるのだろう。。。 と、、、 オバハンの私は、心から感心するのでした。

とにかく、瀬戸大也くん、ありがとうございました。

ワタクシ、もうちょっと頑張ってみます!



そっか、、、、『 自分を信じる 』 かぁ。

一生懸命にやってきた自分を、信じなきゃ。

初めて、わかりました。

                                    8月12日
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by amicielo33 | 2015-08-12 12:01