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        本番前の気の弱さ・・・

あの熱地獄のリハが続いた、「真夏の夜のフラメンコ」の舞台出演が終わって、

もう10日経った。

なんだかすでに遠い昔の事のように思える。。。



実は、今回の舞台も、自分の気の弱さが出ちゃって、情けない思いをしていたのである。

自分がメインになるリサイタルとかは、自分が中心となって踊るので

集中して踊れるのだけど、

大きな舞台上で、クワドロ形式になった場合、

そして、タブラオでも、クワドロではなく一人ずつの出演の場合、

もう私くらいのベテランの域になると、

当然、踊る順番が、一番ラストになるのだ。



私は、 この 「最後」 ってーのが本当に本当に、苦手なのだ。

「お願いだから、一番最初とか、最初とまでいかなくても、最後だけはやめてぇ~」

と、涙目で懇願すると、

「いーーえ、ダメです。 アミさんは最後!」

と、キッパリと断られる。

うぇぇぇぇぇ~~~~ん (ノД`)・゜・。



そしてそして、今回の「真夏の夜のフラメンコ」でも、

私の前に、森田志保ちゃん、鈴木敬子さん、奥濱ハルくんなどの

超バッチリ踊れる人たちが、ウルトラ超バッチリ踊って、

その最後を、私の踊りで締めくくる、ってーんだから、

「この順番は間違ってるゼイ!最初に踊るどー」

と、言ってみたんだけど、

「アミさん、何言ってんですか。 最後で当然でしょ」

と、サッパリ&キッパリ叱られた。

うぇぇぇぇぇ~~~~ん (ノД`)・゜・。



本番中、後ろに座って、前で踊っている人たちのパルマをしていると

どんどんと自分が情けなくなってくるのだ。



「なんて、堂々と踊ってるんだろ~~、すごいなぁ~~~」

「うまいなぁ~、 よくこんなに足も体も動くよなぁ~~」

「カッコよく踊ってるなぁ~~ お客さん、こんなにカッコよけりゃそりゃ喜ぶよなぁ~」



踊りを見ながら、目の前で踊ってる人たちにひたすら感心しまくるのである。



そして、

「私はこんなにうまくないぞ」

「私はこんなに堂々と踊れないぞ」

「私のはこんなオシャレな踊りじゃないぞ」

「私のはお客さんはこんなに盛り上がらないぞ」



という言葉が頭の中でグルグルまわり、

踊る気力が、ザザザザザーッとアリ地獄に吸い込まれるように落ちていくのでアル。



さらに、〝最後を私の踊りで締めくくる” という重大責任がのしかかってきて、



私の踊りなんぞで締めくくれないよ~~~ (ノД`)・゜・。

最後にしょっぼい私が出たら、お客さんシラケるよ~~ (ノД`)・゜・。

ああああああ~~~なんで私が最後なんだよ~~~ (ノД`)・゜・。



と、100%なるのである。

本番前の私は、頭の中がネガティブシンキングでヒジョーに忙しいのである。


今回は、日比谷野外大音楽堂という、巨大な野外劇場で

2000人以上もの、恐ろしい人数のお客様が観にいらしてる。

私からチケットを買ってくださった数十人のお客さん以外、

全員、私の存じ上げない方ばかりなのだ。

ヒエ~~恐ろしい・・・・



だから、いよいよ自分の番が近づいてきたら、

「自分の踊りを踊らなきゃ!」

「今さら焦ったってどうしようもないんだから自分の世界を取り戻せ!」

「〇〇さん、✕✕さん、△△さん、私の生徒達、

わざわざ私を応援しに見に来てくれてるじゃない!」

と、必死に自分に言い聞かせるのである。

ホント、必死に。



私は、練習が始まって舞台に立つ直前までは、

目の奥が、凶器的になってるのだけど、

舞台本番の舞台上に立つと、

スイッチが切り替わり、緊張というものはしない。

自分の踊りが始まり、集中さえしてしまえば、自分が舞台にいるということも完全に忘れて、

感覚だけの塊りになれるのだけど、

自分の踊りが始まるまでのメンタルが、ホント~~~に弱いのである。



見に来てくださった人たちが、

「アミさん、踊る前は少し緊張していたように見えましたが、

踊り出すと、堂々としていて立派でしたヨ!」

なあああああんて、言ってくださるけど、

いやいや、内心は緊張なんてそんなもんじゃないんだ、っつーに。


      あ~~ あたし もう踊りたくない (:_;)

      踊りにむいてないんだよね、私って (:_;)

      今は集中!しっかりしろよ~~! アミ~~~! (-"-)

      自分の踊りに集中しろ~~~っ!!! (>_<)



と、このように、舞台の上で、ひたすら自分に叫んでいるのである。

このメンタル面の弱さは、どうしようもない。

出番が最後でなくて、そしてAMIという、一応人様に知っていただいている名前さえなければ、

もっともっと気楽に楽しんで踊れると思う。


しかし、今いる私が、私の運命。

自分の踊りが始まるまでの、

あの押しつぶされそうな弱気とこれからも闘いながら、

本番が始まったら、

私にしか踊れない、私のフラメンコを踊るぞ!



なあ~~~んて、カッコイイ事言ってみたい!!!

いや、言わねば。

もうこんなババアなんだから、いい加減に克服せねば。



11月14日(金)・15日(土)と (ここで突然、宣伝)

森田志保ちゃんと私、そしてスペシャルゲストに小島章司さんを招いて

そしてそして、私の大好きな、最高の歌い手、ダビ・ラゴスと、

素晴らしいギタリストのホァニ・デ・ラ・イスラ とで

セルバンテスにて公演を行います。



メッチャメチャ踊りの上手い森田志保ちゃんと踊るんだから、

もう今から、弱気ムードになりつつあるので、

自分でお尻を叩きながら、11月の舞台ではこの弱気を少しでも制御できるように

頑張りたいと思っているのでありマス。

みなさま、見に来てくださいね。



それにしても、志保ちゃんはカッコイイからなぁ。。。 

アタシ、あんなにカッコよく踊れないもんなぁ。。。

あ~~~もう、弱気。。。


ホントに、私って困ったもんだ。。。 002.gif008.gif


                                  8月13日
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by amicielo33 | 2014-08-13 23:09  

       いやいやホントに忙しかった!

ヘンテコリンな私のブログを読んでくださっているみなさま。

長い間ブログに穴を開けてしまい、すみませんでした。

6月後半からこの前の日曜日まで、ホントにホントにホント~~~に忙しかったのです。


オペラの出演→生徒発表会→小松原庸子先生の真夏の夜のフラメンコの出演、

と各週つながり、にっちもさっちもいかないほど忙しい毎日が続きました。

そして今は大阪でクラスをしております。

大阪のホテルで、久しぶりに時間を持てたので、こうしてブログを書いております。

今日は、この1ヵ月の様子をご報告いたします。



最初は、オペラの出演。

超大作のアイーダ。

ファラオ時代のエジプトとエチオピアで起こる、男女間の悲劇のお話。

それにフラメンコは全く関係ないけれど、フラメンコエッセンスも入れて

踊ってくださいと依頼され、今回このオペラに参加させていただいた。



エジプトのお話なので、我々は超キンキラキンの衣装。

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    一生着ることのない衣装に、みんなハイテンション  



でも舞踊団がゴールドの全身総タイツの姿でも踊る場面では、

「死んでもヒザとつま先を伸ばせ!」と言ってんのに、

どうしても欽ちゃんジャンプになる姿に、つい噴き出してしまう。


私は男性とペアーで踊る場面があったのだけど、

その練習の時に、男性のサポートとのタイミングが合わず、

左あばら骨にヒビが入ってしまい、手を上げると激痛で、日々涙チョチョ切れだった。

でも、痛いのに頑張って踊ったゾ
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群舞の衣装は学芸会みたいに見えるけど、照明が当たると眩いばかりにキラキラきれい








その他、ネコの仮面をかぶってグレた猫の役目もやった。

別に特別な踊りをするわけじゃないけど、とにかく団員2匹のネコと一緒に

猫パンチで闘いながらステージをダッシュで走り回る役なので、アヘアヘに疲れる。

私はフラメンコの踊り手なのに、何やってるんだ??? という疑問が、思わず・・・
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   この仮面、手作り感満載でカッコ悪いなぁ  左:超軽いMちゃん 右:バシ


フラメンコのような激しい踊りなんか全くないのに、

違う世界で、迷惑をかけないようにアンテナを張りまくって踊るって、ホント~に疲れる。

リハーサルと本番2日の舞台で、私も団員達も、クッタクタになってしまった。



その激しい疲労を引きずって、次の週の生徒発表会に突入した。

クッタクタに疲れていた団員達も、スイッチを切り替えて、死にもの狂いのラストスパート。

その見事な切り替えで、ソロ出演でしっかりと踊り、お見事!

今回の発表会は、何百回注意しても、悪いところを直せない(直さない?)生徒達が

多数いたので、本番ギリギリまで、

‶今回の発表会はどうなってしまうんだろう・・・” と、

毎日ちゃんと眠れず、胃痛との闘いだったのだけど、

やっと私の気持ちが通じたのか、本番直前になって突然、

注意されていたことを必死に直し、グループの団結力が強くなり、

本番は本当に本当に、本当に素晴らしい踊りを踊ってくれた。


後ろでパルマをたたきながら、緊張と喜びでキラキラした笑顔で踊っている生徒達を見ると、

「あ~やっぱり発表会をやって良かった!」と、心の底から思う。

どうしても身びいきな目で見ちゃうけど、

私の生徒達、本当に素晴らしいです!!!

でも発表会って、先生にとっては数ヶ月の間、地獄のように大変で忙しく、

本番の日は、残っている力を全て出し切り、身も心もカスカスになるくらい疲れる。



その疲れを全て背負って、発表会の次の日から、

忙しくてなかなか練習できなかった、次の週の「真夏の夜のフラメンコ」で踊る曲を

身体にムチを打ちながら、集中爆練(バクれん=爆発的練習)。



おまけに、本番は土日なのに、水曜日から続くあの地獄のような炎天下と猛暑の中で、

頭のてっぺんから地獄の太陽が照り付ける真昼から続くリハーサル。

出演者一同、ゆでだこのようになり、さらに汗ドロドロドロドロ。




あの地獄の猛暑の中、小松原庸子先生は客席や楽屋を走り回りながら、

ずっと舞台の指示、そして出演者全員の衣装、舞台進行、全てなさる。

庸子先生のお年は言わないけれど、、、、

あれほどのご高齢で、あの猛暑の中、真昼間から夜一番遅くまで、

それも、水・木・金・土・日 と、いっさい休憩も取らずに、ぶっ通しで指示をなさる

あのバイタリティは、まさに超人。



庸子先生の舞台は昔から何度も出演させていただいてきたけれど、

真夏の夜のフラメンコは初めての出演だったので、

この厳しい環境の中で、こんなにキツイお仕事していらっしゃるとは全く知らず、

庸子先生の超人的な仕事っぷりが、今回の舞台で一番印象に残ったほどだ。

このパワーと情熱が、「44年間」という年月を毎夏欠かさずに続けらるのだろう。

正に、、、脱帽。

ひたすら、、、脱帽。



そして、スペインのフラメンコの歴史に残る、フラメンコの巨匠、エル・ファルーコの娘、

「ラ・ファルーカ」 も出演。

彼女らしい、フラメンコこの上ないフラメンコを、捻挫したての足首の痛さをも完全に忘れて、

ステージの上で、ぶちかまし、ドフラメンコの色、一色に染めた。

これぞ、真髄ヒターノフラメンコ。 

恐れ入りました。



そんな凄いファルーカだったけど、このステージの最後の最後の挨拶の時に、

日比谷公園の森から巨大なアブラゼミが飛んできて、

よりによって彼女のピッチピチのワンピースにとまった。

(虫との運命を背負っている私に飛んでこなかったのが奇跡)



‶ギャァ~~!!! ノー メ グスタ ビッチョ~~!” (虫 嫌い!) 

と、叫び、ステージからドタドタドタっと 走って逃げて行った。


楽屋が一緒だったので、記念写真を撮らせてもらいました。
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この「真夏の夜のフラメンコ」について、また直ぐに書きまぁす。

久しぶりに時間が取れるので、書きますゾ。

まずはこの1ヵ月のご報告でした!


                                    8月6日
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by amicielo33 | 2014-08-06 13:30