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  時間がないけど、感想書きます

毎日毎日、寝る時間以外は、舞台の準備と仕事のみが繰り返されている日々。

恐ろしいほど時間の経過が早い。

早すぎる。

これはもう、地球滅亡を目の前に、地球自体が絶対に急いで自転していると思う!

ま、それはありえないけど、、、

とにかく時間の経過が早すぎる。




なので、前回のブログから、あっという間にこんなに間が空いちゃった。

死ぬほど忙しい毎日だけど、、、

(またここで、くっだらない話に反れるけど)

「虫にまとわる私の運命」は、このクソ忙しい中でも、ちゃんと続いている。



実は、スペインに行く前日、スペインに持っていくお土産を買おうと思って、

新宿に向かって電車に乗り、持っていたハンドバックを開けたら、

なぜか、ハンドバックの中から、ものすごい大きなアリが一匹出てきた。

ギャッと思って、あわてて払い出したけど、

私の生活の中で、アリに遭遇するチャンスは全くなく、

どこから、この巨大アリはやってきて、

そして、どーーーして、ハンドバックの中から出てきたのか、ずっと考えている。



ついでに、その日に偶然もう一つ、虫の話が重なった。

スペインに行って、万が一風邪を引いたらイヤだと思って、ドラッグストアに寄った。

風邪薬を選んでいるうちに、なぜか不思議な事に、無意識に奥の方にある、

風邪薬の箱を取りたくなって、背伸びして手を伸ばした。

そしたら、その風邪薬の箱に、おまけのようなグッズ?が付いているように見えた。



あれ?この風邪薬、オマケが付いてるぞ、ラッキー!と思って、

箱をつかんだら、

ギョエェェ~~~~!!!ウ、ウ、ウ、ウワッ!!!何コレ!!!



手にした箱に、オマケのように張り付いていた物は、

なんと、ものすごーーーーく大きな、スズメ蜂が、

カリッカリに乾燥して、その箱に張り付いていたのだ。

な ・ ん ・ で 、今、ここで、乾燥したスズメ蜂に出合わなくてはいけないのだ?!

スズメ蜂なんて、そうめったに遭えるもんじゃござんせんよ。

それも、カリッカリに乾燥してるし、

よりによって、手にしようとした風邪薬の箱に、何で張り付いているのだ?



スズメ蜂って、知ってる?!人を刺したら、死に至るほどの巨大殺人蜂ナリ。

私は前世、絶対に、虫と関連があるに違いない。

あ~ホントに腹が立つ。




とまぁ、こんな虫話しもあり、死ぬほど忙しくしている日々の中、

先週、3日間続いた「フラメンコフェスティバル」の通し券を買ってあったので、

新鮮なフラメンコのイメージをもらる事を楽しみに、会場に足を運んだ。

虫から、フラメンコに話をつなげるのもなんだなぁ。。。



それに、私のリサイタルに出てくれる、歌い手のダビ・ラゴスが

初日のベレン・マジャと、二日目のイスラエル・ガルバンの二日間共歌ったので

お客さんの立場として、彼の歌を思う存分聞けたのだった。



まぁ完全に、私の好みだけの話しだし、

時間がないので、はしょって書くけど、

初日の、ベレン・マジャの、あまりにも雑になってしまった踊りに驚き、

最終日の、観るのが拷問のような、ロシオ・モリーナの踊りに心底、疲れ果てた。



ベレンの独特の味と良さが、昔と比べて2~3割しか残っていなくて、

まぁ~なんと雑になっちゃったんだと、そればかりが目に入ってしまった。

最後のシギリージャは、お父さんであり、フラメンコの神様のようなマリオ・マジャの

昔踊っていたものを、引き継いで踊り、それがあったから何とか締まったけど、

なんかなぁ、、、、という感じだった。



ロシオは、途中何度も、眠りに落ちてしまい、

「足が異常に強いのも、身体が異常に良く動くのも、よーーーわかった。

アナタは偉い。だから、ちょっとはジッとしてて~!」、

と何十回も願い、、、しまいにゃ、

「早く終わって~!我々お客さんは、貴方を観ていて疲れ果てましたぁぁぁ!」


と、永遠に続くかと思われる舞台に、身をよじって心で叫び続けた。

フラメンコを、ちょっとでも感じさせてくれたら嬉しいのに。。。

今の彼女はもうイイや。 

もっと年齢を重ねた時にどうなるか、そっちを楽しみにしよ~っと。




そんな中、中日だった、イスラエル・ガルバンの舞台は卓越していた。

イスラエルの生み出した、彼しか出来ない、彼の世界と、彼だけのスタイル。

どんな不思議な形でもいい。

何よりも、「筋金入りの、”どフラメンコ魂”」が、彼の体と心から貫いていて、

その揺るぎのない、筋金入りフラメンコ魂の鎧を身にまとって、

後は表面の飾りを、彼のスタイルで自由に遊び、あやつっていた。



しかし、全てが、まさに「完璧」。

つま先から、指の爪の先まで、オリジナルの動きが見事に、オリジナルのコンパスに入る。

まさに、目と耳が「釘づけ」。

イスラエルの舞台写真を撮ったら、100%、全ての角度から、全ての動きにおいて、

そして全ての瞬間も、完璧な動きとして、写真に納まるのだろうと思う。



舞台空間、音の効果、照明、全てお見事。

さらに、歌い手のダビ・ラゴスも、ダビ・ラゴスのお兄ちゃんの、

ギタリストのアルフレッドも、一番彼らのベストを出せる流れになっていて、

歌とギターを心の底から堪能できた。

本当に素晴らしいカンテとギターだった。



イスラエル一人で、そして、カンテとギター一人ずつで、

あれだけの舞台を、見事に、完璧に作り上げる事が出来るのは、

正に、秀でた実力者たちが集まったから、の結果だ。



イスラエル・ガルバンに、心の底から、脱帽。

想像を絶する練習量と、革新的な頭脳とセンスを持っていないと、

イスラエルのようなフラメンコの踊り手は生まれない。



それにしても、この3日間のイベントで、

歌い手とギタリストの名前すら、プログラムにも当日のお知らせにも

一切、お客さんに伝えようとしない、この失礼さには心底驚いた。

たとえ、バックのアーティストの変更がよくあろうとも、

少なくとも、当日紙に書いて張り出す、とか、

劇場内のアナウンスで伝えるとか、すべきではないかと強く思う。



失礼だと、言うのは、「彼らに対して」、だ。

もちろん、客側からにしても、あんなに素晴らしい歌を歌い、

ギターを演奏している人は、何という名前なのだろう、と絶対に思う。

たとえバックにいても、名前はもちろん、顔写真だって見たい。



見事に、「歌とギターは、舞台上での”飾りもの”」、という観念が表に現れている。

「フラメンコ=踊り」と、企画側も、お客側も思い込んでいる割合が圧倒的に

多すぎるからこそ、日本で本当のスペインのフラメンコが育っていかない

原因になっているのだと、今回のこのフラメンコフェスティバルでも、

またしっかりと、確信できた。



でもこれは、フラメンコ好きな人間の意見なので、

一般の人が、「フラメンコって、足が強くて、動きが切れて、スゴイ~!」って

喜んだら、それで十分なんだろう。

そう、世の中、感激するものに出会えたら、それでいいのだ。

ゴチャゴチャ言っちゃいけない。


とにかく、色々と刺激のあるフェスティバルでした。


                    おしまい。



                                       10月19日
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by amicielo33 | 2013-10-12 23:53