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    スタジオコンサート無事終了

先日の土曜日、スタジオコンサートが無事に終了した。

スタジオいっぱい、ぎっしりと、出演する生徒達のご家族、親戚、お友達、

さらにチビッ子たちも含め、たくさんのお客さまで埋め尽くされた。


スタジオコンサートの良さって、何と言ってもアットホーム的な温かさ。

そして、目の前での踊りの熱気が伝わる、この近さ!


一生懸命に踊っている生徒たちは、苦しくてたまらないのだけど、

目の前にいらっしゃるお客さんたちがあまりにも近いので、

(最前列の人は、出演者と30~50㎝しか距離がない)、

苦しくても、鼻の穴を全開にしないよう、小鼻をパコパコさせ、

そして、荒いでいる呼吸が聞かれないように、

必死に、ハアハア、ヒーヒー(@△@;) と出る、呼吸音をこらえている。

苦しいけど、ガンバレよ~!っと、心の中で叫びながら、パルマを続けた。



いつも思うのだけど、

生徒たちが、こうして本番で一生懸命に踊っている姿を見るのは、

指導の立場として、たまらなく幸せを感じる時だ。

だって、ただ本番を見るのではなく、「踊ります!」と返事を聞いた、その時から始まり、

ミスだらけ、音もグチャグチャの日々を経て、

考え、悩んで、ひたすら練習を重ね、

そして本番の時には、見事に仕上げて、堂々と発表するところまでに至る、

その過程を全て、ずーーーーっと見てきているのだから、

そりゃぁもう、あなた、、、感激しまくりになるんデスヨ!



立派にフラメンカな衣装を着て、キチンとお化粧をして、

そして、緊張の中から湧き出る、「今日まで一生懸命にやりました!」という、

その努力の成果の輝きが、彼女たちをキラキラさせている。


「ああ、よくこんなに成長したなぁ~。あれだけ頑張ったものなぁ~」と、

今日に至るまでの彼女たちの苦闘している姿を思い出しながら、

思わず親心のような気持ちになってしまう。



フラメンコ舞踊って、その人の人間性をにじみ出せてくれるもので、

普段接している時には感じさせない、芯の強さとか、頑張る精神力の強さなど、

踊っている本人は無意識なんだけど、本番にこそ踊りから出てくるものがあって、

それを感じさせてくれる時も、たまらなく嬉しくなる。



終わって、みんな、スッキリ、晴れ晴れとした顔で、

    「ありがとうございました☆

    ミスもたくさんあったけど、本番は楽しんで踊れました!

    課題をたくさんもらえたので、またこれからもがんばりまぁす☆」 と、

まぁ、なんと頼もしい、そして嬉しい事を言ってくれることか!



そう、これまた指導者の立場として、

こういう発表の場を生徒たちに提供して、それにチャレンジした生徒たちの、

何の言葉が嬉しいかと言うと、

「自分に対する課題をたくさん発見できました。

その課題をクリアするために、これから頑張ります!」

という言葉なのだ。



『自分で見つけなくてはいけない、自分への課題』を見つけてほしくて、

「発表の場」というものを準備するのだから。

たくさんの練習を経て、そして本番を踏んで、という過程を踏んでこそ

自分への課題が見つかるものなのだ。

だからこそ、また次のレッスンの時から、課題をクリアにするために、

考え、悩んで、練習をして、そして成長していく。



スタジオコンサート後、出演した生徒達から、こうした嬉しい感想メールをたくさんもらって

「そーか、そーか、よし、よし、課題、ちゃんと見つけましたか。 エライよ!」

またまた嬉しくて、メールを読みながら、思わず、ニッヒッヒ、と笑ってしまう。




ちなみに、超軽いMちゃんの、ソロで踊った感想は、


  
  
  Mちゃん: 今回もぉ、楽しく、良く踊れましたぁ。 アハハハ
        
   

(そういえばいつもMちゃんは、自分の踊りに感動してDVDを繰り返して見る)

     
      私: よかったねぇ! で、、、それだけ???

 
  Mちゃん: あ、そういえばぁ、サリーダの時に、歌とうまく絡めなくてぇ、、、

      私: (怒) そうじゃなくて、、、 たとえば、自分に何か課題は見つかった?


  
  Mちゃん: え? 課題、ですかぁ??? 課題ってぇ? 

         えぇぇぇと。 う~ん。 そうですねぇ、、

         別に、ありませんけどぉ、、、、 ダメ? アハハハハ

      
      私:  (*_*; 



かなり、ガクッとしたけど、まぁ人それぞれの思いがあって、

Mちゃんみたいに、練習はもちろんものすごく一生懸命にして、

本番は、う~んと楽しんで、思いっきり幸せを感じて、自分でイケてる!と感激して、

  あー楽しかった! ジャンジャン

で終われるのはステキなことだなぁ、と思った。



っつーか、逆に、うらやましい。

人生、一度でいいから、こういう気持ちになって、ステージに立てたら

さぞや幸せで楽しいだろうか、と心の底から羨ましくなる(笑)。

今回もまた、超軽いMちゃんは、人の心を軽く、そして和ませてくれたのでありました(^_^;



とにかく、いろんな生徒がいて、また今回の発表の場で、

生徒たち全員から、たくさんの人生を勉強させてもらえることが出来ました。



みんな、本当に素晴らしい踊りでしたよ!

そしてこちらこそ、ありがとうね!



                                   6月24日
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by amicielo33 | 2013-06-24 19:00  

   本日 最悪の日

今週の土曜日はスタジオコンサート。

舞台でなく、スタジオでのコンサートなので、アットホームな感じで出来るとはいえ

人前で踊ることには変わらないので、緊張感は舞台でもスタジオでも同じ。

そのため、出演する生徒たちは日々猛練習に励み、

出演しない人たちも、何気にその緊張感に巻き込まれ、

スタジオ全体がなんとなくあわただしくて落ち着きがない。



群舞で出演する生徒たちは、同じグループの仲間達と一生懸命に時間を合わせ、

そして時間を作って、アミスタ(私のスタジオの略名)や、他のスタジオを借りて

それはそれは、、涙チョチョ切れるほどの猛練習に励んでいる。(ように見える!)



スタジオコンサートに初めて出演する入門クラスの生徒たちも、

みんなで集まって、キャッキャキャッキャギャー!と大はしゃぎ、大騒ぎして

楽しそうに練習しているのが、横のスタジオから伝わってくる。



それを上のクラスの生徒たちが聞いて、

「あんな純粋無垢な時代がなつかしい。。。」と、

バァさんみたいな発言をしている。


上のクラスの生徒たちは、ほとんどソロで踊るので、各自が課題を山のようにかかえて

これまた必死に練習しまくっている。

今回、ソロでグァヒーラを踊る、久々に登場する超ライト感覚のMちゃんは

超ライトにますます磨きがかかっている。

様々なアドバイスをしても、「言ってる意味がわかりませぇぇぇん」と答える。(怒)



先日Mちゃんに、もし生まれ変わったらどんな人になって生まれたい?と聞くと、

Mちゃんは、「頭が良くてぇぇぇ、、巨乳に生まれたいですぅ。 アハハハハ」

御年(おんとし)33歳。

大丈夫かいな。



そんなこんなで、今週末のスタジオコンサートの準備やら、事務仕事やらで

ものすご~く忙しくて、先週まで結構調子よく書いていたブログも、

書きたいことがたくさんあるけど間が空いてしまっている。



忙しくなると、ついついレッスンやクラス前のストレッチを怠り、

夜の帰宅も遅くなるので、お風呂のお湯にゆっくりつかることなく、

ついついシャワーになり、

肉体労働者なので、身体の冷えにはわりと敏感なのだけど、

忙しさに負けて、「筋肉冷えてるな」と思いながらも、

そのままでレッスンをガンガンやってしまう。


そして先日、振り付けている時に、ヒザの角度を間違えて使ってしまって、

その瞬間、変にかばったのが裏目に出て、

その日以来、右ヒザの筋と右モモの筋肉がパンパンに張ってしまった。

そうすると、ヒザ→モモ→と続いて腰の筋肉が痛くなり、固くなる。



日増しに、右のヒザモモコシの筋肉がバリバリになり、

ストレッチどころではなくなり、仕方なく昨日、スポーツマッサージ治療院に行った。

「か、な、り、張っちゃってますね。これじゃぁ痛いでしょ」、と言われ、


  ぐ、ぐ、ぐ、ぐわぁぁぁぁ、、い、た、い、よおおおおお  ヒェェェェェェ!!!


と、息が出来ないほどの苦痛に耐え、張った筋肉の部分を治療してもらった。

こういう治療は次の日は筋肉がグダグダなので、体中重くてつらい。

そして、2日目から一挙に回復する。



で、昨日の治療だったので、今朝起きる時、特に腰とヒザが変に痛くて

うううううううと、うなりながら起きた。

「今日は、イヤな日だな、、、」と、なんとなくイヤ~な予感がした。



今日は火曜日なので、朝11時からは毎週通っているスペイン語だ。

痛い腰とヒザを少しずつストレッチしながら動かして、朝ご飯食べて、化粧して、

着替えて、教材をカバンに詰めて、やっとこさ外出した。

いつも乗る時間の地下鉄に遅れちゃいかん!と思い、

腰が痛いので、へっぴり腰の変な格好で走り、改札口にダッシュで入ろうとしたら、

なんと丸の内線、停電により全面ストップ。

「なんだヨ~!痛いのガマンして急いで走って来たのにぃぃ!」



へっぴり腰で階段を駆け上がり、バスに乗り、別の駅から別の地下鉄に乗った。

大遅刻でクラスに到着。

クラスではいつも色んな話題を話しまくるけど、

今日はなぜか、右翼の話しになり、右翼から人種問題の話題になり、

人種問題から、韓国、中国との感情摩擦の話になり、と

こういう難しい問題は、上手くスペイン語で説明できない部分が多々出てくるし、

先生はスペイン語でイヤミっぽく次々と攻撃してくるので

反論したいけど、言葉不足で詰まると、またそこで違った意味でとらえられ、

そしてまたイヤミっぽく批判してくるので、

私はどんどんと腹が立ってきて、スペイン人の先生はそれを感じ取ったのか、

クラスの終わりにゃ、私と気まず~~~い感じになってしまった。



「チッ。 こういう日に限って先生の誕生日。

クラスの後にみんなでご飯食べに行く約束したんだっけ」、と最悪な気分に。

突然の仮病も考えたけど、仕方なく、作り笑顔でご飯食べて急いで帰ってきた。



いつもお世話になっている衣装屋さんに今日は用事があって行く約束をしていたので、

スペイン語クラスから帰って、急がなきゃ!と、車のカギを握って外に出ると、

駐車場の、ちょうど私の車を出したい場所で大きなゴミ屋のトラックがお仕事中。

イライライライライライライライライライライライライラしながら、

でもお仕事中なので、どいてもらうのも申し訳なく、10分間、ゴミ屋さんに隠れて待機。



やっと車に乗ったら、道が大渋滞。

そして帰りの道も、大渋滞。

自分の練習をガッツリやりたかったのに、大渋滞で全てパー。



車から降りて、自転車に乗り、スタジオに向かう途中の信号待ちで、

「あ~~~あ、今日は本当にイヤな日だったなぁ」、と一日を振り返る。

青信号になったので、ペダルを思い切り踏んだら、

靴底がすべって、何かに思いっきり、踵(かかと)をぶつけたか

挟んだかの感じがした。



何も起きてないもーーん、 踵、痛くないもーーーん、 と、

絶対に足を見ないようにして、自転車をグイグイこいだ。

でも、あまりにズキズキとするので、止まって恐る恐る踵を見ると、

鮮血ダラダラの大出血!!!

見事に、踵の皮と肉がベロンチョ、とめくれてる。

それも、フラメンコ靴の踵とちょうど一致する場所。



くそぉぉぉぉ~~~~ (すみません、どんどん言葉が汚くなる)

ほんとーに、今日は最低の日だああああああ。


へっぴり腰+片足ケンケンで事務所に入り、 

脱脂綿とマキロンで消毒しながら止血するけど、血が止まらない!



くっそおおおおおおおお~~~~

こんな、皮ベロンチョに負けてたまるかい!!!

負けず嫌いがこんなところに出ても何の意味もないのに、

絆創膏を貼りまくって、フラメンコ靴を履いて、わずかな時間をガンガン練習したら、

余計大出血した。



その後、事務所に戻って、背中を棚の角に強打し、

頭を扉にぶつけた。




なんかわからんけど、天罰ナリ。

          
どーーーーぞ、明日から、いい事がありますよーーーに。



                                     6月18日
























  
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by amicielo33 | 2013-06-18 23:29  

     華のある人

今週の月曜日、6月歌舞伎を歌舞伎座に見に行ってきた。

高いチケット代の歌舞伎だけど、都民劇場の会員になっているので、

割安で定期的に舞台鑑賞ができる。



それで3日前に、6月歌舞伎の夜の部、「存知(ごぞんじ) 鈴ヶ森」、

そして歌舞伎十八番内「助六縁江戸桜(すけろく ゆかりのえどざくら)」を見た。

筋書きを書くと長くなるので書かないけど、今回の私の目的は、

助六役の「海老蔵」を見たかったから。


演技に関しては、私は伝統芸ならではの技術など詳しいことはわからないので

一般観客の目線で、海老蔵は「若々しい演技だな」と思うくらい。

そのうちに年齢を増すごとに、渋みも増し、絶対に素晴らしい歌舞伎役者になると思う。

それより、何がすごいかというと、海老蔵の持つ「華 そして オーラ」。


もちろん名のある花形歌舞伎役者は、いるだけですでに華があり、

そしてニクいほど素晴らしい演技を披露してくれるのだけど、

この海老蔵の放つ華は、特別に感じる。



で、「華」のある役者やダンサーを見るたびに、

華のある人は、なぜ、華があるのか、、、

すごーく考えさせられる。



役者、歌手、モデル、そしてダンサーも、もちろん人前に立つ仕事なので、

いつも人から注目される事を意識して、そして絶えず自分を磨き、

演技、所作、踊りなど、日頃の意識や訓練を積み上げ、

と、同じスタート台に立ち、同じ厳しい芸の道を歩んできているのに、

なぜ華・オーラのある人と、ない人に分かれるのだろう。

(華とオーラは違うものだけど、一緒に書かせていただきます)



主役を務めなければいけない責任感、重圧、プレッシャー、

それで普通の人は、押しつぶされそうになるのに、

華のある人は、それをもエネルギーとして、光の源にしてしまうのだろうか。

厳しい訓練を経て、そうしてやっと得た、自分への確信が、輝きになるのだろうか。

しかし、本人が意識して出しているものではないと思う。



わりと昔から、舞台はもちろんだけど、普通の場所で芸能人や役者、ダンサーを

お見かけするチャンスが多く、ステージでは当然キラキラと美しいし、カッコいいし、

普通の場所では、みなさん目立たないように地味にしてるけど、

すぐに目につくし、確かにキレイだし、カッコいいけど、、、普通に、それだけ。

そんな中、私にとって特別に印象に残った人がいる。



数年前の話しだけど、やくざ問題で芸能界を引退する前の島田伸介さんと

恵比寿ガーデンプレイスにある三越内で偶然にすれ違った時、

失礼ながら、普通のお顔と姿なのに、

彼の全身から湧き出る眩しいほどの華、そして強烈なオーラに、

驚きで、思わず息を飲んで、腰が引けてしまったのを今でも覚えている。

舞台の上でなく、こんな普段の場所で、なぜあんなに光っているのだろう、と

すごく不思議に思った強烈な思い出だ。



そのもっと大昔、日本のジャズ界の王者、渡辺貞夫さんの娘と私は同級生だったので、

娘を見に学校行事にいらっしゃる時にお見かけしたけど、

特に、ある年の運動会の時に、彼は真っ白なジャケットでキメて、

そしてなぜかお供に、女優の倍賞三津子さんと一緒に立っていらした時、

(芸能人だからという驚きじゃなくて) 彼らから出る異様なほどの華の輝きに、

私は目がくらんで、言葉を失って、人間じゃない!と思った。

それほど、強烈な光だったのだ。



もし、海老蔵さんが私の目の前で、私だけに歌舞伎を披露してくれたら???

海老蔵を客席の遠方から観ていて、あれだけの華で光っているのがわかるのだから、

彼の華とオーラが強烈過ぎて、ひきつけ起こして呼吸停止するかも。。。



生きるパワー、意識、意欲、自信、それらが、全身から溢れている人に会っただけで

感心させられ、驚かされることなのに、

それに加えて、華とオーラまでをも放っている人に会うと、感動とショックを強く受け、

その光り輝いていた姿は、目と記憶に一生強烈に残る。

本当にすごいと思う。



人間って、本当に不思議な生き物だ。

こんなことでも、感激させられ、そして考えさせられる。



                                    6月13日
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by amicielo33 | 2013-06-13 23:29  

   みんな親切!

一昨日、道でプチ感動したことがあったので、書きたいと思う。

介護施設にいる母に会いに行く交通手段は、自転車。

大雨が降ったりした時は車で行くけど、4キロとちょっとの道を、

自転車をビュンビュン飛ばして(安全運転です!)母に会いに行く。



それで、一昨日の事だけど、世田谷の大原の交差点近くの道を通った時、

自転車から降りて、なにか困った感じに見受ける女性(25~30歳くらいかな)がいた。

よく目をこらすと、彼女の着ているスカートが自転車にひっかかっているように見える。

私は彼女の横まで自転車で近づき、思わず止まって、声をかけた。

「どうしたんですか?」


で、よーーーーく見ると、、、


ワァァァ~~~~~、こりゃガンジガラメ状態じゃん!


なんと、彼女が着ている、足首近くまであるロングスカートには、

裾の部分に大量のフリンジ(ふさふさ)がついていて、

そのフリンジが、自転車をこいでいる時に、後輪のチェーン部分に入り込み、

それから一挙にチェーンがフリンジを飲み込んだらしく、

にっちもさっちもいかない位、ガ~~~ッツリと絡み合っている。



なので、その子は身動きが一切できない状態で、困り果てていたのだ。

彼女は身動きできなくて、そして自転車を支えることしか出来ない。

私は、自分の自転車から降りて、指で、そのフリンジを引っ張ってみた。



完全に、ハンパなく、絡みついている。

えいっ!えいっ!えいっ!

遠慮なく、引っ張ってみたけど、完全にお手上げ。



50メートル先のところに、トヨタの修理場があるのを思い出して、

彼女に、ちょっと待ってて!と言って、私はダッシュして行った。

修理場に駆け込んで、一人のトヨタの技術者に説明した。

彼は、「ホンじゃ、ハサミだな」と言って、

ハサミを取り、現場に向かってくれた。



その間、私はその修理工の男性と、50メートル先にいるスカートがからんだ女性の間で

ウロウロしていたのだけど、

その間、何人もの人が、彼女の横に立ち止まって、彼女に話しかけて

ちょっと指でスカートを引っ張ってみたりしている。

みんな優しいんだなぁ、、、、と、ちょっと驚いた。



それで、ハサミ男性が彼女のところに向かっている間、

コーギー犬の散歩で通りかかった中年夫婦が彼女のスカートに気が付き、

パッツリ肉の詰まったコーギー君が、興味津々でグイグイと彼女に近づき、

ご主人は必死にコーギー君を逆に引っ張り、

ご婦人は、彼女に、「長いスカートをはいて自転車に乗る時は、

スカートを両股に挟み込んでこがないと車輪に絡まるのよぉ。

私も何度もやったわよ、なぁーんども!」、という言葉を、

繰り返し、繰り返し、繰り返し、

いったいこのオバハンは、何回言ったら気が済むのだ?というくらい言いながら、

同時に、指でスカートをグイグイ引っ張り続けている。

コーギー君は、ハアハア言って、首をマックスに伸ばして、彼女に近づこうとする。



アハハ、こりゃ面白い、と、その場面を見ながら、私一人受けてしまう。

到着したハサミ男性は、スカートを切りたくないので、ハサミを使わずに色んな角度から、

えいっ!えいっ!えいっ!と、スカートを引っ張ってみる。



スカート絡み女性 +私 +ハサミ男性 +コーギー +コーギー引っ張るご主人

 +スカートは股に挟むべしと言うご婦人 

これで、6匹の輪。



それから、15秒ごとに通りかかる人が、自転車と絡んでいるをスカートを見て、

立ち止まって、スカートがどうやったらほどけるか、考えてくれる。

みんな、親切だなぁぁぁ、、、 と私はうれしくなった。

6匹の輪が、8匹の輪になり、だんだん増えてくる。

そしてそこに、究極の男性が登場した!



わりとイケメンで、なぜか作務衣(サムエ)を着て、自転車に乗っていて、

肩に斜め掛けに、修理小道具を入れるような小袋をかけている。

彼が、ヒラリと自転車から降り、スカートの様子を見てから、

トヨタのハサミ男性に、「ネジを外したり、ペンチみたいな道具、お借りできますか?」と。



トヨタハサミ男は、修理場に戻って、大きなペンチを持ってきた。

そのペンチを受け取ったら、なんとなんと、イケメンサムエ男は、

「こちら側を分解しましょう」、と

自転車の片側の、チェーンを守っている金属のカバー部分をペンチで外し始めた。

それでも、このハンパないスカートの絡み具合を見て、

「後輪を分解して、車輪を外してしまった方がいいですね」と、トヨタハサミ男に言って

自転車の半分を、手際よく分解し始めた。

カぁぁぁぁっこイイ~~~!!!



その間、彼女は何してたっかって???

その子は、すっごく大人しい人で、

私が何か聞いても、青白く困った顔で、そして蚊の鳴くような声で、

「すみません・・・ すみません・・・」と答えるだけ。 

なんか、かわいそうになるくらい、困っている。

でも、救済の輪がぐんぐん広がっていくことに、

もしかしたら申し訳なくて、困り切っていたのかもしれない。



自転車の分解全部を見ている時間はないので、さすがに途中で私は抜けたけど、

みんなの思いがけない親切心。

少しずつ集まる、親切の輪。

コーギーまでも心配して、最後にゃ、自転車分解までイッちゃった。



私は母の元へ自転車をぶんぶん飛ばしながら、

みんなで集まって、スカートをどう外すかの、知恵と親切の輪ができたことが

何だか、可笑しくて、そして嬉しくて、

ウフフ、、、、ウフフフ、、、、と笑い続けてしまった。



一人が何かきっかけを作ると、それにつられて立ち止まり、

「親切」で解決できるものに対しては、各々の持つ、本来の親切心がスッと自然に出て、

あっという間に、助け合おうとする輪が出来る。

みんな、無関心に見えるけど、とても親切。


今でもその光景を思い出すと、ウフフ・・・と笑ってから、

ホンワリした気持ちになる。



                                       6月6日
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by amicielo33 | 2013-06-06 23:59  

  「el juicio de la vida」の意味

しつこく言い続けていた現代舞踊協会主催の5月の祭典がついに終わった。

ゲネプロ(全体通しのリハーサル)が、フラメンコはコンパネを引かなくてはいけないので、

モダンより先に行われる。

なので、私のリハ開始が12時ちょい過ぎ。

で、本番は20時15分ころ。



リハから本番まで、8時間もどーーーーんと時間が空くので、

外食しーの、コーヒー飲みーの、散歩しーの、もちろんモダンのリハーサルも見ーの、で。

昨年に続き、今年も駅近辺をウロウロしたので、

5月の祭典のお蔭で北千住駅についてずいぶん詳しくなった。



ま、そんなこと、どーでもよくて、

実は、今回の舞台で、私が一番望んでいたことが叶ったので、

これなら報告できると思い、ブログに今こうして書かせてもらっている。


前回のブログに書いたように、

私の作品の題名は、「el juicio de la vida  ~命の判断~」

そしてテーマが、「生と死は自分の判断で選びうることができる」という内容。



この作品の根源は、私の大切な、ある一人の生徒についてなのだ。



約3ヶ月前に話しが戻る。

いつも元気にスタジオに通っていた、その生徒が、数週間、珍しく何の連絡もないまま、

お休みが続いていたので、私は、゛仕事が忙しいのだろう″ と、勝手に思っていた。

そう思っていた矢先に、彼女からの電話が鳴った。



「せんせい、 た、す、け、て、ください、、、」

その電話で、私は凍りついた。

声だけで命の危機を感じた。

その時に初めて、彼女が不慮の出来事に巻き込まれ、

想像を絶する地獄の苦しみの日々を過ごしていたことを聞いた。

しかし、ここまで精神的に強く苦しんでいる彼女を助ける事は、私にはできない。

だからせめて、彼女の心の痛みを聞き続けて、次々と湧き出る苦しみの泥を

吐き出す場所に私はなろうと思った。

そして〝とにかく 生きていて!″ と、心の中で叫び続けた。



彼女は、不意に襲った出来事への激しい恐怖と、それによって自分の意志に反して、

心と身体と頭がバラバラになっている恐怖とも激しく闘っていた。



そんな彼女の苦しみを聞き続け、どうやったら、暗闇にいる彼女を、

少しでも明るい光に向いてもらえるのか、悩み続けた。

そして、

〝フラメンコしかできない私だからこそ、私の作品で、彼女の心を代弁しよう、

そしていつか必ず、「強く生きていく確信を持てる時が来る」ことを彼女に伝えよう″

と、心に決め、彼女に届きますように!と切願しながら、この作品を作り、そして踊った。


彼女は、私の踊りを見たいから、と言って、外に出る恐怖にも負けずに

そして同じクラスの中間達にも守られて見に来てくれた。



私の踊りを見て、彼女が、驚くほどに激しく反応した。

作品の中の、彼女自身の激しい痛みと苦しみを、彼女は全て感じ取った。

そして、私が一番伝えたかった、ラストの場面の意味を受止めれくれた。

「やはり、この子にだけ、全てダイレクトに伝わるんだ。。。」と、私は心の底から驚いた。



だから、、、そこで初めて、私は彼女に伝えた。

「〇〇ちゃん、あなたの心を踊ったの」、と。

彼女は、私の想いを全て受止めてくれ、電話の向こうで、激しく泣き続けた。



今だから正直言うと、、、

5分じゃ、お客さんにテーマが伝えられない、と言い続けた私。

実のところ、「彼女にだけ、真意が伝わればいい」、という本音が強くあり、

しかし、劇場に足を運んでくださっている大勢のお客さんの中の、ほんのわずかな人でも、

この作品を見て彼女の心の叫びを少しでも感じてくれれば。。。。と、

小さな願いを持って、踊った。



99%のお客さんに、この作品の意味を、理解してもらえなかったと思う。

でも、彼女が全身全霊で受止め、理解してくれた。


私は、小さな役目の一つを終えることが出来てホッとした。

数ヶ月ぶりに感じる、静かで深い安堵感だ。。。



                                 6月2日

































  

  
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by amicielo33 | 2013-06-02 23:30