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私の事より、先に言わせて~!

やっと2日前に全てのパソコントラブルの修正を全て終え、

やっとこさ元通りにブログを落ち着いて書ける状態になった。


といっても、あたしゃ落ち着いてなんかいられません!!!


うちの生徒達(グループ名)「Clave de sol クラベ・デ・ソル」が

(親バカみたいな意見だけど)ホントにホントにホント~~~~に

素晴らしい踊りを見せてくれたのです!!!


あ~~~~~ 涙!





今回も、スペインのグラナダで踊ったあっしの事はチト横に置いといて、

興奮がいまだに続いているので、書きたいのであります!!!

書くぞ、書くぞ、書かせてぇぇぇ~~~~!!!



フラメンコを好きな方はご存知の通り、8月24・25・26日と3日間、

なかのゼロホールという大劇場で、フラメンコルネッサンスという題名の

毎年恒例の新人公演が行われた。

今回は、うちのスタジオから初めて群舞で参加した。


なぜ今までスタジオから群舞で出演しなかったかと言うと、

生徒達が、日本でのコンクールや新人公演のような、フラメンコに採点をつけるような行事に

興味のない子達が揃っていて、

特に私自身が、新人公演にまったぁぁぁ~~~く興味がなかったので(スンマセン)

ずっと他人事のように思っていた。


だけど、なぜか、本当になぜか、今年になって、

群舞を出演させたらどうだろう、と思って声をかけてみたら

みんなこわごわ、「やってみますぅ」というので、今回の出演になった。


まぁ、いきさつはこんな感じで、出演ということになった。


今回、ファルーカと言う曲を踊ったのだけど、

私が思うに、

ファルーカは、技術の正確さの中に凛とした品と美しさが匂い、

そしてフラメンカな振りや派手さがない中、確かなフラメンコでなくてはいけなくて、

ファルーカという深くて重い中身を、顔をしかめたり歪めたりする表現や

オーバーアクションをしないで、それを全身で大きく、そして強く表現しなくてはいけない、

とても難しい踊りだと私は思う。


 だ・か・ら・難しい。


特訓を重ねて、動きの正確さ、サパテアードの正確さと強さなど、最終的に技術的なものは

かなりのレベルまで出来上がったけれど、

やはり一番の課題の、「表現」という部分が、最後の最後の最後まで

彼女達にとって、最大の難関の壁となって立ちはだかった。


なので、その部分を、表現力の弱い生徒達にどうやって感じさすか、どうやって表現さすかを、

何度も何度も試行錯誤しながら伝え、そして彼女達は四苦八苦しながら練習を重ねていった。



と、私の悪い癖でドンドンと説明的になって、文章が重くなってきたゾ。

いかん、いかん。

理論的に書き出すと止まらなくなるので、ここからMちゃんのように軽くいきます!


てなことで、ついに本番を迎えたのであります。


私はもちろん客席から見ていたけど、


「さぁ、次だ」と、頭では冷静に構えていたけれど、


頭と心臓は、別の回路になっているのか、突然私の意に反して


心臓くんだけ爆走し始めた。


  
     ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ



洋服の上から、バクバクになっている心臓の鼓動が見えんじゃないかと思うほど。


そして、凛として、そして堂々とカンテとギターに集中して踊っている生徒達を見て、


思わず、ウッ!と胸が熱くなり、涙が思わずこみ上げてきた。


いかん! 踊りが始まったばかりで、泣いちゃぁいかんのだ! 


と思い、我慢するけど、すぐに彼女達の姿を見て、涙がこみ上げてくる。


以下、心境の実況中継でありんす。




オイ心臓、静かにしろっ!!! 泣くなっ!!!(これは私に)


立ち位置、気をつけろ~!(これは生徒達に)ヨシヨシ、うまくいった!(生徒の動きに対して)


泣くな~!(これは私に) 


いかん、手も腕も死後硬直のようだ!リラックスせねば!(私の座ってる状態に対して)


きっかけの音、慎重にしろよ~!(これは生徒に)


コラ、今、泣いちゃいかん!(これは私に)


頑張れ!!! そう、そこでカンテに集中して!(これは生徒に)


エライ!!!そうそう、よく我慢した!!!(これは生徒に)


イケ!イケ!イケ~~~~!!!!(生徒に) 泣くな!(私に)


え!?もう終わっちゃうの? もうラストのひっこみ部分まできたの?(踊りに対して)


今、楽屋に行って、この子達に会ったら泣くかもしれんぞ(私に対して)


まだ踊り終わってないのにそんなこと考えるなっ!(私に対して)



最後の、最後まで、そうそうそうそうそうそ~~~、音を聞いて!(生徒達の動きを見ながら)


よ~~~~~~~~し!!! よく踊りました!!!


素晴らしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!




会場からも、終わった瞬間に大きな声で男性が、ole!!!と叫んでくださった。


親バカ状態丸出しだけど、


本当に本当に本当に、生徒達は最高のファルーカを踊ってくれた。


息をのむほど素晴らしいファルーカを踊った。


練習の成果を見事に出し切って、みんなで最高の踊りを作り上げてくれた。



私はフラメンコに対しては誠実でありたいので絶対に嘘や変な褒め言葉は言わない。

クラスでは生徒に対して、本当にbienでないと、bienとは言わない。


だからこの日は、ここまで頑張った生徒達に、震えるほど感動をした私の心を伝えたくて、

打ち上げの席で何度も何度も、彼女達の素晴らしい出来を褒めたたえた。




11年前、貴乃花が膝の怪我をしながらも優勝を決めた時、


当時首相の小泉さんが表彰式にて、真の感動の言葉を叫んだのを思い出す。


 「痛み耐えてよく頑張った!感動した!おめでとう!」


貴乃花のような怪我の痛みはなかったとしても、


そして奨励賞を取ったわけじゃないし、


というか、「賞」という言葉は、本当に一度も意識せずにずっと練習を積んできたけど、


まさに、この言葉に尽きる、彼女達の熱いファルーカでした。



みんな、お疲れさまでした!


本当に素晴らしい踊りと感動をプレゼントしてくれて、


本当にありがとうね!


私は心の底から感動しました! 



わぁーーー最後まで親バカ丸出し。。。



                            8月25日


 

by amicielo33 | 2012-08-26 12:01  

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