私の大切な人たち そして istut
2012年 03月 23日
私の大切な、
そして大好きな人たち。
シホとまこっちゃん夫妻。
シホは私の、元・生徒であった。そして舞踊団員でもあった。
彼女はいつも、舞台のため、そして私のために、全身全霊で尽くしてくれた。
でも、突然、ご主人である彼の転勤で、遠くに行ってしまった。
彼らとずっと離れていていたけれど、早く近くに戻ってきてほしいと
いつも、心から願っていた。
大好きな2人だから、気になった時に、すぐに顔を見れる距離にいてほしかった。
その後、彼は会社を辞め、2人で半年かけて世界を、その後再び、北欧に旅立った。
私は彼らが何を求めて長旅に出たのか、はっきりとした理由は知らなかった。
しかし昨年の暮れ、彼女からの話しを聞いて、心がときめいた。
「みなさんが、ほっこりと心を休められるお店を開きたいんです」
こうして2012年3月16日、彼らの夢であったお店が現実となった。
カフェistut (イストゥット)istut
【わたしでなく、あなたに、ゆっくりと座ってほしい】
みんなに気を配って、いつもいつもやさしい彼らがつけた、
2人らしいお店の名前。
床も、壁も、机も、棚も、本当に全てが、手作り。
もとあったお店の解体以外、気の遠くなるような手作業を、寝る時間も惜しんで、
必死に続けましたと、ほほ笑みながら、すっかり痩せてしまった彼らが教えてくれた。
お店に入ると、急に気持ちがふんわりする。
2人の心が、ゆっくりと伝わる。
彼女が作った、美味しいお料理を食べると、彼女のやさしさの味が
沁み込んでいて、幸せでお腹がいっぱいになる。
彼が入れてくれたコーヒーを飲むと、深くて重みのある、彼の心の味がする。
ここは小さな幸せを、そっと届けてくれる場所。
私の大切な人たち。私の宝物の人たち。
3月23日
by amicielo33 | 2012-03-23 16:04